【ロードバイクバラ完計画】ロードバイクのSTIのメリットと選び方
ロードバイクの代表的なパーツとも言えるデュアルコントロールレバー。
ロードバイクのバラ完のためにSTIを選んで購入したのでご紹介します。
デュアルコントロールレバー(STI)のメリットは?
最近のロードバイクには当たり前についているデュアルコントロールレバーですが、ドロップハンドルだからといって必ずデュアルコントロールレバーでなければならないというわけではありません。
例えばロードブレーキレバーと言われるブレーキに、バーコンと呼ばれるシフターの組み合わせで乗ることも可能ですし、コストもだいぶ安くなります。
デュアルコントロールレバーの何よりのメリットは、ブレーキを引くときとシフトチェンジするときにポジションの変更が必要ないことにあります。
レバーを手前に引くことでブレーキ、レバーを内側に倒すことでシフトチェンジです。
ロードバイクはもともと競技用自転車なので、無駄な動作によるタイムロスがないことは大きなメリットになりますね。
趣味乗りにおいてもスピードが出ているときに握りなおして不安定になると危険なので、安全性の面においてもメリットになるでしょう。
逆にいえば比較的ゆっくり走るファンライドにおいてはどうしてもデュアルコントロールレバーでなければならないということもないので、コストダウンしたいのであればロードブレーキレバーとバーコンの組み合わせも大いにありだと思います。
TREKのツーリング向けモデルの520Discなんかは完成車でもこの組み合わせで販売されていますね。
STIを選ぶときのポイントと注意
フレームからバラ完する場合や、コンポの載せ替えをするときに最も重要になるのがデュアルコントロールレバーです。
シェアの多いSHIMANOのSTIを例に紹介します。
デュアルコントロールレバーは各コンポに指示を出す出力するためのパーツです。
つまりどのSTIを選ぶかによって、そのほかのコンポもどれを選べばいいかが変わってきます。
まずフレームに対応しているかが最重要になりますが、
例えばリア10段変速のSTIの場合、10速のリアディレーラーとスプロケ、10速スプロケに対応するホイールを選ぶことになります。
フロント2段変速のSTIであれば2速のフロントディレーラーに、対応するクランク、クランクに対応したBBという形です。
ブレーキも同様に、STIに対応したブレーキを選ぶ必要があります。
もし借りに、ディレーラーだけ先に用意がある場合には逆算してディレーラーに対応するSTIや他のパーツを選ぶこともできますが、そうでない場合は予算の大部分を占めるSTIを中心に選ぶとよいでしょう。
最も重視する点はギアの枚数
具体的にどのSTIを選ぶか考える場合、最も大きいポイントは対応するリアのギアの枚数です。
SHIMANOのロード系コンポの場合、グレードによって対応するギアの枚数が細かく変わってきます。
- DURA-ACE・・・11s
- ULTEGRA・・・・11s
- 105・・・・・・・・11s
- Tiagra・・・・・10s
- SORA・・・・・・・9s
- Claris・・・・・8s
- Tourney・・・・7s
いずれもいま現在最新のものになります。
ギアの枚数は変更したい場合、基本的にSTIを交換するしかなくなるので第一に重要になってくるポイントです。
注意したいのが、例えば105の場合最新の5800系は11速ですが、前の5700系は10速で基本的に互換性がありません。
中古で購入する場合は、グレードのみでなくそのグレードの型式にも注意しましょう。
すべてSTIと同じ型式のコンポにしなければならない?
上記したとおり、同じグレードのコンポでも型式の違いで互換性がない場合があります。
もちろんSTIを中心にすべて同じ型式に合わせるのが理想的ですが、一部グレードや型式を超えて互換性があるものもあります。
今回購入したTiagra4600系のSTIを例にとって見てみましょう。
こちらはリア側のディレーラーとの互換性です。
リアディレーラーはこう見ると意外にも見た目の特徴の違いが大きいですね。
STIがTiagra4600系なので、同系列のRD-4601-SS、RD-4601-GSが使えるのはもちろんですが、当時10速だったULTEGRA、105とも互換性があります。
ULTEGRA6700系は2012年まで、105の5700系は2013年までと比較的最近まで使われていた規格なので、中古でもまだ出回っていますし、5700系は新品の流通もあるので入手しやすいでしょう。
逆に同じTiagraでも後継の4700系との互換性がないようです。
フロントディレーラーも互換性はなく、ブレーキのみ4700系の使用が認められています。
おなじ10速なのに少々ナンセンスではありますが、その分動作が好調になっていることを期待したいですね。
あえて上位グレードのコンポと組み合わせるメリットとしては、やはり動作の安定性は上位になるほどいいことがあげられます。
特にブレーキの効きは顕著なので、なるべく上位グレードを選ぶことをお勧めします。
ブレーキ機構は同じキャリパー同士であれば基本的に変わらないので、Claris以上の下位グレードと上位グレードの互換性も確約されています。
余談
今回購入したのは上記したとおりTiagraの4600系STIです。
元々105の5800系を狙っていたんですが、ヤフオクでも1万円前後と高かったのと、友人Aの「10速でも十分」という言葉を信じてTiagraに甘んじました。
価格は4000円送料別でしたが、ポイントを使って1000円で購入。
動作は問題ないですがかなりのボロだったのでちょっと損した気もします。
まぁ補修で楽しめたので良しとします。
SHIMANOのロード用コンポはたいてい2、3年でリニューアルされるんですが、このTiagra4600系は2011年から2015年の約4年とわりとロングランなコンポでした。
その分中古でよく出回っていますし、10速ということで比較的安く購入できるSTIでもあります。
ただ下位グレードでもあるので雑に扱われていることも多く、古いものは古いのでどうにもキズものがおおいのでそこは注意ですね。
ひとつ難点があるとすれば、4600系はシフターワイヤーが外に露出する形になります。
現在ではSORA以上のすべてでシフター、ブレーキワイヤーは露出しない形になっているので見た目的にはちょっと悪いです。
STIの内側からワイヤーが出ていますよね。
こちらはでていません。すっきりしますね。
ただ、ワイヤーがインナー式になるとワイヤーがグリップテープで圧迫され動作が悪くなりやすいというデメリットもあるそうなので、見た目を犠牲にすればメリットとも考えられます。
このTiagra4600系STIで考えると、ディレーラーは上記したとおり幅広く対応していますし、新品も視野に入れることができるので苦労しなさそうです。
ディレーラーが数多く対応しているのでスプロケも幅広く対応しているのでこちらも問題なし。
問題はクランクで、4600系のクランクはディレーラーやスプロケに比べて品薄でおちおちしていると割高で購入しなければならなくなりそうです。
こういうときは中華サイトから仕入れるのが吉ですが、今中国の配送業者はいろいろあって割高になっているようで安く購入するということもできなさそうな感じです。
なければとりあえずFSAで走れるようにだけしようかなとも思いますがFSAはBBが高いんですよね。悩みどころです。
というわけで5月の始動にむけて徐々にコンポも集めています。
また続報があれば解説とともにご紹介しようと思います。
ロードバイクのSTIのスレ傷を簡単に補修する方法
なんだかんだ久々の更新です。
暇あれどネタがなかった。
STI入手!
というわけで中古でSTI買いました。
元々105を探していたんですが、11速の5800系となると弾数も少なく。
結局市場に出回り切って値崩れしているTiagraの4600系STIにしました。
4600系のTiagraは10速で、2011年から2015年あたりまで比較的長く完成車に搭載されて流通していたので市場にも多く出回っています。
そして同時期に出ていたSORAでもブレーキシフターのワイヤーがブラケット内を通しハンドル周りに露出しないインナー式になっていましたが、Tiagra4600系は近年では珍しくブレーキワイヤーがアウターになっています。
そういった点から値崩れし、安かったというのが購入した理由です。
ちなみに購入価格は送料別4000円。ポイント使って1000円で入手できました。
そこそこ美品に見えたんですが、届いてみるとけっこうな傷だらけ。
ロードバイクはスタンドがないので、駐輪するときに立てかけたり倒れたりしてSTIはけっこう傷だらけになるんですよね。
思ったよりも傷がひどく目立っていたので、とりあえず簡単に補修してみました。
ブラケット部分の補修
特に目立っていたブラケット部分。
けっこう擦り傷が多いですね。浅い傷ですが白く目立っています。
削って表面につや消しをぬれば見違えると思いますが、結構根気が要りそうですし失敗しては元も子もないのでお手軽に傷を隠していきます。
まず表面の汚れを取ってやります。パーツクリーナーを染み込ませたウエスでしつこく丁寧に拭き取ります。
これだけでも隙間に入り込んだ汚れが消えるのでだいぶ目立たなくなりましたね。
しかし汚れが消えたぶん細かい傷が目立ちます。
そこで登場するのがこちら。
クレ工業のポリメイト。
もともと車のプラスチック部分の傷隠しとつや出し剤です。
高分子ポリマーが傷に染み込み傷を隠してくれるすぐれものです。
スプレーになっているので、機械部分に入り込まないように注意して吹きかけます。
すぐに拭き取るとポリマーが染み込まず効果が出にくいので、表面がつやつやする程度に塗ってしばらく置きます。
そして乾いたウエスでぬぐってやれば・・・
なんということでしょう
傷も目立たずツヤッツヤになりました。
ブラケットカバーにかかった部分すらテカテカしてます。
ポリメイトには洗剤に近い成分も入っているのでそれでツヤツヤになったんでしょうね。
傷に入り込んで拭き取りきれなかった水分が光沢しているというのもあります。
さすがにこれじゃちょっと黒光りで嫌な感じですがご安心を。
しばらく置いておくと揮発してこれぐらいに落ち着きます。
えぐれてしまっているところはやはり隠れないですが、最初と比べると全然いいですね。
金属に対しても侵食することはないですが、水分が多いので錆を誘発しそうですし、洗剤性分でグリスが溶けてしまうとよくないので機械部分に染み込まないように、また結構滑るのでブラケットカバーについたら入念に拭き取るように注意して使用しましょう。
ネームプレートの補修
次にネームプレート部分の補修です。
Tiagraではこの部分にオプティカルギアディスプレイと呼ばれるギアがどの位置に入っているかわかるメーター的なシステムが搭載されています。
正直走っているときに確認しにくいうえに上位グレードにはないので不要とも言えますし、なんといってもクリアパーツなので傷が目立つ。
見てのとおりです。
メッキ部分はとりあえずおいておいて、上のクリアの部分だけ直してみましょう。
用意するのは
500番、1000番、2000番の耐水ペーパー。(紙やすり)200円ぐらいです。
あとは細目の研磨剤です。
今回使ったのはアクリサンデーのアクリル磨き。600円ぐらいだったかな?
友人Aとわいわい作業してしまったので写真がないんですが、工程を簡単に言うと
- ネームプレートを外す
- 500番の耐水ペーパーで大きい傷が消えるぐらいまで水を付けながら削る
- 1000番で500番で付いた傷が消えるぐらいまで水を付けながら削る
- 2000番でつやが出るまで水を付けながら削る
- アクリル磨きを布に取り、ピカピカになるまで磨く
それだけでこうなります。
下のメッキ部分は磨くだけではどうしようもないですが、クリア部分は見違えましたね。
クリアパーツは割れやすいので力を入れすぎないように、メッキ部分に紙やすりが当たらないように注意すれば不器用な友人Aでもここまでできる補修方法です。
割れや深い傷はできませんが、片方交換する費用で両方補修できるのでGOODです。
メッキ部分もそのうちパテで埋めてアルミテープを貼るか、ブラックで塗装してしまおうかと思っています。
4600系のネームプレートは何故かプレミア価格になっていることもありますし、すでに廃番になっているモデルの補修にもお勧めです。
が、たぶん僕はネームプレート買うと思います。ねじ止め部分が片方割れていて、いずれ壊れると思うので・・・。
というわけで簡単で安くできる方法でしたが簡単なSTIの傷補修の方法でした。
STIの傷にお悩みの方は是非お試しあれ。
【コンポの違い】自転車のギアの数が違うとと何が変わる?
ロードバイクにおいてコンポのグレードで初心者にもわかりやすい一番の違いと言えばギアの数です。
価格にも影響するコンポ選びの要素としてまずはギアの数の違いを理解してみましょう。
「ギアの枚数が多い=速い」は間違い
シティサイクルがメインでしたが、販売に携わっているときによく
「ギアが多い方がスピード出るよね?」
と、言われました。
これはシティサイクルにおいては間違いでもあり正解でもあります。
とりあえずホイールサイズとフロントのギアは同じとして比較します。
ペダルの重さはギアの比率で決まるので、逆にフロント側は大きければスピードが出やすくなります。
代わりに重くなりますよね。
で、シティサイクル、とりわけママチャリの場合はギアが前と後ろ1枚ずつしかない場合があります。
この場合多くが画像で言うと真ん中にあたるギア、もしくはそれより少し小さいギアしかないことが多く、スピードの出やすいギアがないのでスピードが出しにくいということになります。
ロードバイクはこれに当てはまらない
上記した例はあくまでギアの切り替えができるかできないかの場合です。
このシティサイクルのイメージでギアの数が多ければスピードが出るというのはロードバイクには当てはまりません。
ロードバイクと言うか、シティサイクルのギアの数の違いもしかりですね。
ギア山の数はこれまた全部同じなので参考までですが。
枚数こそ違いますが、比べるとスピードの出しやすいギアは同じサイズです。
逆に楽な一番大きいギアも同じです。
スプロケの表記でよくある11‐32Tという表記はこの一番小さいギアと一番大きいギアを表記したものになるわけです。
もちろんフロント側のギアの大きさも影響してきますが、リアのギアだけ見れば同じなので枚数自体でスピードの出しやすさは変わらないということになります。
ただ同じ11速、同じ9速でもギアのサイズが違うこともある(たとえば11速だけど12-25Tや11-28Tなどがある)ので注意です。
つまりあくまでギアの山の数がスピードの出しやすさに影響するということになります。
じゃあギアの枚数で何に違いが出るの?
ロードバイク用のコンポの場合、グレードが上がるにつれてスプロケの枚数が変わります。
もちろんグレードが上がれば価格も上がります。
完成車で比較すると、cannondaleのCAAD12を例にとると、Tiagraモデルで150000円、105モデルで190000円(それぞれ税別)と4万円差があります。
グレードが上がると言えば聞こえはいいですが、実際乗ってすぐにわかる違いはギアの枚数だけなので、初心者だとギア1枚に4万とかんがえると悩んでしまいますよね。
シフターのタッチやギアチェンジのスムーズさ、コンポの重さは乗り換えてこそわかる部分なので初めての場合はその感覚もわからないので判断材料にもなりにくいです。
しかもスピードに直接影響がない場合が多いとくればなおさらです。
ギアの枚数は疲労軽減を助ける
じゃあ多いギアの数にお金をかける理由は何になるかと言うと、体力的な面になります。
自転車に乗っているとき、「ギアを変えるタイミングは?」と言えばペダルが重く感じたか軽く感じたかですよね。
ロードバイクの場合速度という概念が出てくるのでスピードを出したい場合に重いギアに入れるという場面も出てきますが基本は同じです。
ロードバイクでも上り坂であれば軽いギアに、平地であればある程度重いギアに入れます。
ギアの枚数が違うと、変速時の選択肢の数に違いが出てきます。
つまりはより体力に合うギア比が選べるということです。
勾配や、疲労によって負担が出て体力、ひいては脚力への負担が大きくなってきますよね。
このオレンジがギアの数。
8速だとClarisですね。ほんとはフロント2枚ないし3枚あるのでまだまだ多いですが。
この赤丸部分がギアと体力が見合っていると感じるエリアと考えてみてください。
空白が広ければ広いほどギアが軽い、もしくは重いと感じることになります。
ギアの選択肢が多いとこの空白部分が狭まる、つまりギアが重いけど軽くできない、ギアが軽いけど重くできないというタイミングが減らせるということです。
あんまりグラフが上手じゃなくてかえってわかりにくかったかも。
多くなきゃダメ?
これは乗るシチュエーションによると思います。
例えばそこまでスピードを求めず、自分の出しやすいスピードにギアを合わせるようなイメージの楽しみ方をするなら8速でも十分です。
なんなら7速のマウンテンバイクで距離走ってもそこまで不備は感じませんでした。
逆に何時間以内に何キロを走り切りたいとか、極限まで長距離を走りたいという場合にはギアが多いに越したことはないと思います。
ギアを軽くしたいのに下げられなければ体力を浪費しますし、逆にスピードを出したいのにギアを上げると重たくなってしまう場合十分スピードに乗れなくなってしまいます。
なので、絶対ギアの多いものでなければいけないというわけでなく、ファンライドのみなら少なくてもいいですし、シビアに楽しみたいならあったほうがいいと言えるでしょう。
安物買いに要注意
最近ではメーカーもファンライドユーザーに向けて安いモデルの展開にも力を入れています。
たいていどのメーカーも9速のSORAからラインナップがありますよね。
ただしさすがにギアの数が少なすぎると体力が付いて来て楽しむ範囲を広げたいときにすぐ頭打ちになってしまいます。
また少し触れましたが、コンポのグレードはブレーキのタッチやギアチェンジのレスポンスにも影響してきます。
例に出したシマノのコンポであれば動作に不備が出ることは少ないですが、低グレードは低グレード並の動作なので慣れてくると不満が出てくるでしょう。
なのでファンライドの場合は最低でも10速のTIAGRA、シビアに楽しみたい場合は11速の105以上にすると、ある程度長く付き合えると思います。
またコンポのグレードが低いということはフレームを中心に構成しているパーツも格安なものが多いです。
つまりはコンポだけに目をやって選んでしまうと全体的な満足度も落とすということになります。
あくまでギアは比較するときの一つの要素として、全体の構成にも目をやって自転車を選ぶようにしましょう。
【MTB長距離計画】マウンテンバイクにミシュランワイルドランナーを履かせてみる
久々のマウンテンバイク長距離計画。
実はいの一番に試していたカスタマイズでしたが、忘れていたというかタイミング逃したというかともかく記事にし忘れていたのでいまさらですがご紹介します。
ブロックタイヤが邪魔くさい
マウンテンバイク買っておいて何言ってんだと思われそうですが、ブロックタイヤは舗装路を走ると邪魔でしかありません。
はじめからクロスバイク買えよという突っ込みは身にしみております。
ブロックタイヤっていうのはこんなんです。
イボイボついたやつですね。
緩い土の路面や、小石の転がっているようなオフロード用に作られたタイヤで、マウンテンバイクでは標準装備のタイヤです。
反面舗装路では回転数を上げればコォーッっと謎の音が鳴りますし、食いつきが強い分抵抗も大きいので、惰性で走ろうとした時のロスも大きいのがブロックタイヤ。
元々通勤と軽いフィットネスライドしかしなかった僕ですが、友人Aがロングライド派なのでそれにつきあっているとどうにもこのブロックタイヤが邪魔くさい。
そこで求めたスリックタイヤ
ブロックタイヤと相反するのがスリックタイヤ。
ツンツルテンの舗装路向けタイヤです。
こんなやつです。
舗装路の走行性能を求めるクロスバイクやロードバイクは主にスリックタイヤが標準装備されています。
舗装路しか走らないならスリックタイヤにメリットがあるので変えたいと思いつつなかなかできなかったのは購入したATXのホイールが27.5インチだったから。
27.5インチのスリックタイヤが絶望的に少ない
購入したGIANTのATX。
物はすごくいいです。初期不良でBBが壊れて入院した以外はおおむね満足していました。
しかし長距離用カスタマイズしようとした時に問題が一つ。
ホイールが27.5インチなんです。
27.5インチ(650B)は2000年代に普及した割と新しい規格のタイヤで、スピードと障害物を超える能力のバランスがよく各社こぞって採用を始めた規格です。
メリットは乗って感じられるとおり、29インチより軽く、26インチよりもスピードと走破性に長けるマウンテンバイクにおいてはちょうどいい規格です。
しかし問題が一つあって、2010年以降急激に普及した新参の規格なので、もともと長い歴史を持っていた26インチ、29インチに比べるとタイヤのラインナップがまだまだ少ないんです。
とくにマウンテンバイクにスリックを履かせようと思った時の選択肢はほぼないに等しく、それがATXの長距離化の大きな足かせになっていました。
救いの船のミシュランワイルドランナー
せっかくオフロードに長けたものをオンロード用にしようなんて重要を満たしてくれるショップもなく、通販でつらつら探してみることに。
正直マウンテンバイクのオンロード化、しかも27.5インチと言うかなりニッチな物だったので予算をあまりかけたくなかったんですが、調べていくと2つ候補が見つかりました。
ひとつがファンライドの強い味方、タイオガのシティスリッカー27.5×1.50。
マウンテンバイクのスリックタイヤとしては一般的なモデルみたいですね。
価格も税別2200円と格安。
もう一つがミシュランのWILDRUNNER。
上位グレードモデルの評判がいいミシュランの27.5インチ用フルスリックタイヤです。
価格も税別3000円とまずまず。
この二つが当時よく流通している中では格安でしたが、ミシュランのタイヤは買ったことがなかったので初のスリック化にはワイルドランナーを選びました。
ワイルドランナーファーストインプレッション
二本頼んで一本しか届かないというトラブルもありましたが、なんとかそろったのでファーストインプレッション。
触った感じ表面はすごく柔かな印象です。
しっとりした感じ。
ミシュランのタイヤは乗り心地に定評がある半面減りが早いといわれているのもこの柔らかさたるやでしょうか。
ロード用と比べると太さも外径も大きいので重たい。
実際同価格帯の700cのタイヤより150gぐらい重いです。
実測での重量は430g弱。
それでもブロックタイヤより150gぐらい軽いので乗り心地は間違いなく改善するでしょう。
実際ホイールにはめるときは特にきつかったり緩かったりせず、あえて言葉にするならミッチリという感じ。
柔らかいので空気量が少ないとよれる感じがあるかと思いきや、ホイールに取り付けただけですでにしっかり感があります。
実際走ってみた
平日の夕方からで時間が時間だったので往復75kmほど軽く走ってみました。
ブロックタイヤに比べるともちろん快適です。
体力的な感覚だと20%ぐらい楽になった感じですかね。
漕がなくても進む感じもクロスバイクに近くなりました。
いい意味でイメージと違ったのが、舗装路においては元のブロックタイヤよりもグリップ力が上がったように感じたこと。
接地面が増えたことと、表面の柔らかさの功績ですかね。
ブレーキをかけた時、ぬれた路面ではやはりブロックタイヤの方が安心感がありますが、乾いた舗装路だとむしろワイルドランナーの方がしっかり止まる感覚があります。
まとめると
送料込みで7000円ほどのカスタマイズでしたが、お値段以上で大変満足。
小手先であれこれやるより思い切ってタイヤをスリックにするのが一番ですね。
ワイルドランナーの感想としては思ったよりも良かったといえます。
ホイールに適合するならおすすめのタイヤですね。
まだ500kmほどしか走っていませんが、やはり柔らかさによる減りがどこまで早いかだけが心配です。
今シーズンからTCRが復活するので、あと3シーズンほどもってくれれば御の字ですかね。
耐久性に関してはなにか問題あれば追記していこうと思います。
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【まとめ一覧】2018年MERIDAの最新クロスバイクを完全網羅してご紹介
どうもタイトル流用のチャラーズバイシクルです。
量が少なかったので気づかなかったんですが、MERIDAのクロスバイクもなんだかんだ紹介終わってたんですね。
というわけでMERIDAのクロスバイクもまとめてご紹介してみましょう。
コスパ最強の名を狙うメリダ
まぁ本当に狙っているかは不明ですが。
GIANT、MERIDAなどアジアの自転車メーカーの強みと言えばなんといってもコスパの良さですね。
どうしてもヨーロッパ系メーカーに比べると伝統には劣ってしまうので、実用性重視のほうが生き残りやすいんでしょうね。
元々コスパ最強と言えばGIANTでしたが、ここ数年MERIDAの猛追も見逃せません。
ロードバイクにおいては価格よりも性能を求める方がほとんどですが、クロスバイクにおいては安さも大きなファクターです。
最安値こそいまだGIANTに分がありますが、同じ価格で比べた時MERIDAの方がパーツ構成がよかったりするので、コスパ最強の座がMERIDAに移るのもそう遠くないかもしれませんね。
MERIDAの評判はいかがかな
MERIDAは上記したとおりのコスパと高いスペックが好評のメーカーです。
GIANTと同じく台湾発のメーカーで、これまたGIANTと同じく他社のフレームを受注生産したことで技術を蓄積し独立したメーカーです。
安くてそれなりではなく、安くて他社を凌駕するのがMERIDA。
軽量モデルはより軽量に、同等のモデルならばより高級なパーツを。
買って損しないのがMERIDAです。
ただ個人的なイメージを言えば、モノがいいけどまだまだ新参メーカーでシェアが少ないというイメージがあります。
販売方法に関してはGIANTよりも上手で、上位グレードは特約店のみでの販売で、低グレードモデルは特約店でなくても扱えるようになっているので購入のしやすさはMERIDAに分がありますね。
この成果もあったのかクロスバイクやエントリーモデルは街中でもよく見かけるようになってきたので、そこからスポーツ自転車にはまった人が上位グレードでもMERIDAを選ぶようになるとまたメーカーの価値も上がってくるのかなと思います。
三者三様CROSSWAY
GIANTのクロスバイクが独自性で勝負なら、CROSSWAYは扱いやすくユーザーに密着したようなイメージの設計になっています。
CROSSWAYは3モデル展開しています。
一様に扱いやすい設計を貫いてはいますが微妙に違うのでそれぞれ違いがあります。
ベースモデルの100-R
CROSSWAYシリーズ最安値にしてもっともベーシックなモデルが100-Rです。
制動力の高いVブレーキに3×8の24段変速。
通勤通学ではあると便利なキックスタンド標準装備と必要なスペックを備えています。
価格も53900円と格安なので手も出しやすい。
価格的にライバルになるのはGIANTのESCAPE R3ですが、価格と重量で負けているのでここがシェアを伸ばしきれない要因かなと思います。
格安ディスクブレーキモデル200-MD
CROSSWAYシリーズで一番ポイントが高いのがこちらの200-MD。
クロスバイクでディスクブレーキ採用モデルは最近増えてきてはいますが、なかでも格安なのがこの200-MDです。
機械式のディスクブレーキ採用で、雨あがりなど悪路での制動力も安定しています。
ギアも3×8の24段変速で十分。
価格は59900円。
残念なのがFELTのVerza Speed40とパーツなどほぼ差がなく、100円高いということ。
FELTのクロスバイクはそこまで流通していないので比較されにくいですが、ちょっと残念なところです。
CROSSWAYのトップモデル300-R
CROSSWAYシリーズで最もお高いのが300-R。
CROSSWAY以外のクロスバイクの中でもお高い81900円。
その理由の一端がカーボンフォークと言うこと。
CROSSWAYシリーズ唯一のカーボンフォーク採用モデルです。
コンポも少しお高いのが採用されています。
が、なぜかVブレーキ。
GIANTのESCAPE RX2が近いですが価格で負けてます。
どうにもCROSSWAYシリーズは残念なモデルで、モノはいいのに他社でそれより安いのが見つかってしまいます。
価格は仕方ない部分ですが見た目も特に特出した物がないので、魅力が薄れてしまっています。
次回バージョンアップではなんとか・・・なんとかデザインだけでも奇抜に・・・。
最強のクロスバイク!?GRANSPEEDシリーズ
チャラーズ的最強クロスバイクと言えばこれ。
GRANSPEEDシリーズです。
コスパもスペックも言うことなしのGRANSPEEDシリーズですが、こちらも3モデル展開でそれぞれ違いがあるので詳しく見てみましょう。
最安値にして必見モデル80-MD
大抵グループの最安値のモデルはちょっとがっかりな感じになってしまうことが多いですが、GRANSPEEDはむしろ最安値モデルこそ最高峰といっても過言ではありません。
機械式ディスクブレーキにカーボンフォークと理想的なパーツ。
ドライブトレインも安いながらもシマノですし問題なし。
この構成で73900円はびっくり価格です。
しかも通販可能モデルなので探せば割引適用でさらに安く買えます。
メリダのクロスバイクで一番の注目モデルと言っても過言ではありません。
一味違う200-D
80-MDのワンランク上の200-Dは玄人好みのバージョンアップがなされています。
ディスクブレーキカーボンフォークという魅力はそのままに、ディスクブレーキを油圧式にグレードアップ。
メンテナンスは難しくなりましたが制動力と操作性は抜群です。
コンポ類もちょっとグレードアップしています。
価格は91000円なので悩みどころですが、その価値は十分ありそうです。
ちょっと独特300-D
これはなかなか一人では甲乙つけがたいモデルです。
基本構成は200-Dに近いんですが、なぜかクランクがシングルギア。
おかげで軽量にはなっていますがギアの選択肢は大きく減ってしまっています。
個人的にはフロント二速がよかったですが、軽量がいい場合もありそうなので人を選ぶモデルかも知れません。
価格は111000円。
グレードが上がるごとに人を選ぶようになるGRANSPEEDシリーズですが、魅力はたっぷりですね。
まとめると
乗りやすさのCROSSWAY、スピード重視のGRANSPEED。
この二枚看板のMERIDAのクロスバイクです。
すべて見ると唯一無二の魅力があるのはGRANDSPEED 80-MDですが、そのほかのモデルも決してダメと言うわけではないです。
入手しやすいということは実物を見て試乗する機会も多いということなので、納得の上で購入できるというメリットもありますね。
というわけで思ったより長くなったのでこのへんで。
それでは次回更新までさようならノシ
【雪道へ秘策】北海道のガチ冬道に結束バンドタイヤで挑んでみた
どうもわんこの急病で2万とんだチャラーズバイシクルです。
お腹を壊すのが数日続いて辛そうだったので病院に連れて行ったんですが、人間なら3、4000円で済むような検査で2万円。
結果的に重病じゃなくて安心しましたが、やっぱりペットも保険は大事ですね。
入院時に適用される保険は入っていたんですが、今回は適用外でまるまる取られちゃいました。
というわけでお金もなく自転車も乗れずそんなこんなヒマしてるところに、友人Aが朗報を
「自転車のタイヤに結束バンド巻くと冬道走れるらしいよ」
そんな夢のような話が。
たいしたお金もかからないようなので試しにやってみました。
結束バンドは百均の。長さが足りなかったので2本繋げて巻きつけました。
それでも予算200円ぐらいです。
作業はすぐ終わりましたね。2人でやって15分ぐらいなもんです。
ぶっちゃけこの時点で滑らない気はまったくしません。
だってこれ横滑り耐性なにも上がってないどころか結束バンドと言うレールが付いて横滑り性能上がってる気しかしません。
あとこれディスクブレーキじゃないとだめですね。
リムブレーキだと結束バンドかブレーキのどっちかが逝きます。
ディスクブレーキの選ばれたモデルでないとできないですが、残念ながら選ばれたモデルだったので恐る恐る走ってみようと思います。
昼間だと車道でも歩道でもいろんな人に迷惑かかるので夜中にいってみましょう。
氷点下3度。
レディGO!
あいにく朝結構な雪で、除雪作業の皆さんがたくさんいたので目的地の公園に行くまでにパックマンなみに迂回することになってしまいましたが、
悔しいかな意外と行けちゃう。
まあ圧雪なんでね、ブロックなら行けちゃうでしょう。
恐る恐る凍結路面へ・・・。
二輪ドリフトッ
普通に滑りますよね。
直進はまあいいとして重心移動とか急な方向転換できません。凍結路面で家に帰ってくるためには地球一周してくるしかないです。
そしてこける。
本日一番の盛り上がりどころでした。
友人のCannondale号はスパイクタイヤ。ずるい。
結果的には圧雪ならそこそこでした。
しかしブロックタイヤの効果かも知れない。
凍結路面はダメです。
これはわかりきってたこと。
まとめると
楽しいけどおすすめはできないですこれ。
今回みたいに夜中ネタとしてはいいですけどね。
オススメできるかと言われればできません(笑)
普通に滑るし。そもそも柔らかい道は2輪じゃ埋まっちゃいます。
ただでさえ狭い車道走って滑って転んだら死あるのみです。絶対やめといた方がいい。
今回は10kmちょいでしたが、歩道押したり凍結路面避けたりして往復ちょうど3時間。
あとは所詮結束バンドなんで、たぶん距離走ったら切れて落としちゃう。道路汚すのはよろしくない。
というわけで、道の狭い北海道の冬は素直に歩きましょう。
でもせっかく作ったのでもう一回くらい公園走るぐらいなら行きたいな。
それでは今回はこの辺で。
次回更新までさようなら。
はやく春こないかなあ。
【まとめ一覧】2018年GIANTのクロスバイクを完全網羅してご紹介
どうもタイトル付けるのが苦手なチャラーズバイシクルです。
というわけで、どのクロスバイクを買おうかまとめるレビューを書いてきましたが、ここでGIANTのクロスバイクをおおむねチェックできたのでまとめてご紹介しましょう。
2018年モデルつぶぞろいのGIANT
クロスバイクと言えばどのメーカー?と問われれば、ある程度知っている方なら外さず紹介するのはGIANTになるでしょう。
ロードバイクでは賛否両論あるGIANTですがクロスバイクとなれば話は別で、そのラインナップはどのメーカーを置いても無視できない存在です。
ラインナップの数こそTREKに負けていますが、GIANTは各モデルにおいての独自性が光るつぶぞろいなラインナップが魅力です。
GIANTの評判はいかがかな?
GIANTの評判は微妙なものがあります。
というと誤解を招きそうですが、モノはいいんです。
アルミのロードバイクと言えばいまでこそCAADを有するCannondale軍に押されてはいるものの、もともとアルミのスポーツ自転車と言えばGIANTでした。
カーボンの成型技術も他社に劣らず優秀ですね。
ところがGIANTというのはもともと他社のOEMから成り上がったメーカーで、歴史が浅いです。
いまでこそサンウェーブというロードレースのプロチームに機材提供していますが、それもここ数年の話でメーカーの発展にはあまり大きい影響もないわけで。
ロードバイクは元々ロードレースのためのものなので、原理主義的な方々からするとロードレースの中で発展したメーカーこそ一流と言う感覚が根付いているんですね。
新興メーカーへの目が厳しいのはロードバイクに限ったことじゃないので至極当然ではありますし僕も新興メーカーよりはある程度伝統がある方が信用できますが、とはいえGIANT立ち上げからもうすぐ半世紀たちますし、伝統がないから技術もないというのも品質の良しあしに直結しない評判でもあるわけです。
モノはいいですし、アジアメーカーらしくコスパもいいのでそういった体裁を気にしない方になら胸を張ってお勧めできるメーカーと言えます。
GIANTクロスバイク御三家
GIANTのクロスバイクは独自性がセールスポイントですが、ポケモンの御三家のようにまず入手するときにチェックしてほしいのが「ESCAPE R3」「CROSTAR」「GRAVIER」です。
GIANTに限らず、クロスバイクを買おう!と思った時にまずチェックしてほしいのがGIANTの誇るベストセラークロスバイクのESCAPE R3です。
ESCAPEシリーズ筆頭と言えばR3です。
学生も通るサイクリングロードですれ違った5台連続R3だったというチャラーズの記録保持者でもあります。
価格も5万円と安く、乗り心地もママチャリなんかとは一線を画す良好。
乗り心地もアルミにしてはやわからで、不快感がないですね。
ついでにあさひでも常時在庫しているとくれば人気モデルになるのもわかりますね。
続いてCROSTAR。
ESCAPE R3と何が違うのよと言われると難しいところですが、根本的なコンセプトは軽量ということです。
ESCAPE R3よりも公称値で800g軽くなっています。
R3が元々軽いので大きく軽いイメージは付かないんですがこれは他のメーカーからみると結構軽いモデルですね。
細かいところを言えばフレーム設計的にR3よりは硬いので、軽く硬いフレームとくれば坂道を走るヒルクライム向けのロードバイクと同じ志向のモデルになります。
価格も54000円と格安なので、坂道の多いシーンを想定される場合はこちらもおすすめです。
最後がGRAVIER。
こいつが独特。
これまたパット見で大きな違いはなさそうですが、こいつはGIANTのクロスバイクシリーズのなかでも独特です。
というのもこいつはオフロードもいけるよう作られたモデルなので、少しだけマウンテンバイクのエッセンスがふりかけられているんです。
一番大きな違いと言えばタイヤサイズ。
通常クロスバイクでは700cのホイールが好んで使われていますが、GRAVIERでは一回り大きい27.5インチのホイールが使用されています。
空気量が多いのでクッション性があり、径が大きいので段差を乗り越えやすいように考えられているわけですね。
GRAVIERはちょっと上がって53000円。
大体5万円前後で選べるGIANTのクロスバイクですが、まさに三者三様違うエッセンスの3種類で選びがいがありますね。
風切り走ろうRX
先ほど紹介したESCAPEには上位モデルがあります。
それがESCAPE RXシリーズ。
同じESCAPEシリーズでもR3とは別物です。
RXはクロスバイクのなかでもスピード重視のフラットバーロードと言われる部類のクロスバイクで、走行性能を重視したモデルです。
Vブレーキ採用と言うことでロードバイクとはちょっと違うんですが、ロードバイク欲しいけどなんか怖いという場合にはRXシリーズなんかがお勧めです。
頑張ればロードバイクっぽくもできます。R3もですが。
RXシリーズと言うことでRXにもパーツ構成を変えた3車種があります。
お値段ははりますが価値あるモデルですね。
オフロードも突き抜けオフロード系クロスバイク
クロスバイクはオンロード向けばかりというのが常識の時代になってしまいましたが、そんな風潮に一石投じたのがGIANT。
こちら厳密にはマウンテンバイクカテゴリーな気もしますが、基本的にオンロード用ということでクロスバイクとしてご紹介します。
サスペンション付きクロスバイクのSNAP。
見た目は完全にマウンテンバイクです。
実際フロントフォークがサスペンション付きで、タイヤも太くマウンテンバイクでよくつかわれていた26インチ規格。
じゃあなんでクロスバイクなのかと言うと、タイヤパターンがオンロード用だからです。
マウンテンバイクなら通常ブロックタイヤのところ、SNAPはシティスリッカーです。
ぬかるみとか走るとずっこけちゃいますね。
なのでサスペンションが付いていようと26インチだろうとこれはオンロード向けモデルです。
価格も47000円とお手頃なので、マウンテンバイクかっこいいけど街中しか走らないという場合にはこちらもおすすめですね。
クロスバイクでオフロードを攻めようという趣が近いモデルは先述したGRAVIERのほかにもう一車種あります。
それがこのTOUGHROADシリーズ。
一見するとマウンテンバイクのようでもあり、でもサスペンションがないからクロスバイクのようでありというどっち付かずなモデルに見えます。
しかしスペックはうまいことクロスバイク5:5マウンテンバイクでいい感じのバランスになっています。
タフネスロードは2モデルのラインナップですが、両方共通して言えるのは衝撃に耐えうる太いフレームと悪路に強いディスクブレーキ、ブロックタイプのタイヤが標準装備されています。
これはすべてマウンテンバイク譲りのオフロード耐性を上げるための構成ですね。
上位グレードのTOUGHROAD SLR 0にいたってはクランクギアがシングルスピードのコンパクトで完全にマウンテンバイクのパーツを使っています。
スピードを犠牲に障害物や厳しいアップダウンへの順応性を上げていますね。
それぞれ11万円と16万円のラインナップなのでクロスバイクとかんがえると簡単には手を出せない価格ではありますが、個人的には一番欲しいモデルです。
クロスバイクの限界に挑めFASTROAD
タフネスロードがオフロード特化のクロスバイクならば、舗装路特化のクロスバイクももちろんあるのがGIANT。
それがこちらのFASTROAD SLR 2。
ロードにもクロスバイクにもに付かないフレーム設計は、あくまでクロスバイクとしての限界に挑むためのもの。
アルミロードにも使われているALUXX SLR技術で軽量かつ高剛性のフレームがこのモデルの魅力をつかさどっています。
ブレーキは油圧式ディスクブレーキで制動力もバツグン。
どういうユーザーに買ってほしいというよりも、こういうモデル作りたかったという感じのクロスバイクがファストロードですね。
まさにタフネスロードと双璧を担うモデルです。
価格も125000円となかなかですが、クロスバイクにこだわって購入したい方にはぜひ一度チェックしてもらいたいモデルです。
まとめると
ざっとクロスバイクをご紹介しましたが、それぞれがまったく違うモデルとして独立しているんですよね。
例えば僕はMERIDAのクロスバイクに魅力を感じますが、あれは1つのベース車のパーツ構成を変えて3モデル4モデル出している形なので、どれにしようかな感は薄れています。
対してGIANTはこれだけのラインナップをかぶらずに打ち出しているのはスポーツ自転車メーカー随一といっても過言ではありません。
RX3やタフネスロードに関しては、その中にさらにパーツ構成を変えたモデルが盛り込まれています。
この選びがいがGIANTのクロスバイクの最たる魅力ですね。
各モデルを各リンクページで少し掘り下げて説明していますので、この記事でGIANTのクロスバイクに興味をもたれた方はぜひそちらから吟味していただければと思います。
というわけで今回はこのへんで。
次回更新までさようなら・・・ノシ
※紹介している価格は更新日の税別希望小売価格です。