ロードバイクのSTIのスレ傷を簡単に補修する方法
なんだかんだ久々の更新です。
暇あれどネタがなかった。
STI入手!
というわけで中古でSTI買いました。
元々105を探していたんですが、11速の5800系となると弾数も少なく。
結局市場に出回り切って値崩れしているTiagraの4600系STIにしました。
4600系のTiagraは10速で、2011年から2015年あたりまで比較的長く完成車に搭載されて流通していたので市場にも多く出回っています。
そして同時期に出ていたSORAでもブレーキシフターのワイヤーがブラケット内を通しハンドル周りに露出しないインナー式になっていましたが、Tiagra4600系は近年では珍しくブレーキワイヤーがアウターになっています。
そういった点から値崩れし、安かったというのが購入した理由です。
ちなみに購入価格は送料別4000円。ポイント使って1000円で入手できました。
そこそこ美品に見えたんですが、届いてみるとけっこうな傷だらけ。
ロードバイクはスタンドがないので、駐輪するときに立てかけたり倒れたりしてSTIはけっこう傷だらけになるんですよね。
思ったよりも傷がひどく目立っていたので、とりあえず簡単に補修してみました。
ブラケット部分の補修
特に目立っていたブラケット部分。
けっこう擦り傷が多いですね。浅い傷ですが白く目立っています。
削って表面につや消しをぬれば見違えると思いますが、結構根気が要りそうですし失敗しては元も子もないのでお手軽に傷を隠していきます。
まず表面の汚れを取ってやります。パーツクリーナーを染み込ませたウエスでしつこく丁寧に拭き取ります。
これだけでも隙間に入り込んだ汚れが消えるのでだいぶ目立たなくなりましたね。
しかし汚れが消えたぶん細かい傷が目立ちます。
そこで登場するのがこちら。
クレ工業のポリメイト。
もともと車のプラスチック部分の傷隠しとつや出し剤です。
高分子ポリマーが傷に染み込み傷を隠してくれるすぐれものです。
スプレーになっているので、機械部分に入り込まないように注意して吹きかけます。
すぐに拭き取るとポリマーが染み込まず効果が出にくいので、表面がつやつやする程度に塗ってしばらく置きます。
そして乾いたウエスでぬぐってやれば・・・
なんということでしょう
傷も目立たずツヤッツヤになりました。
ブラケットカバーにかかった部分すらテカテカしてます。
ポリメイトには洗剤に近い成分も入っているのでそれでツヤツヤになったんでしょうね。
傷に入り込んで拭き取りきれなかった水分が光沢しているというのもあります。
さすがにこれじゃちょっと黒光りで嫌な感じですがご安心を。
しばらく置いておくと揮発してこれぐらいに落ち着きます。
えぐれてしまっているところはやはり隠れないですが、最初と比べると全然いいですね。
金属に対しても侵食することはないですが、水分が多いので錆を誘発しそうですし、洗剤性分でグリスが溶けてしまうとよくないので機械部分に染み込まないように、また結構滑るのでブラケットカバーについたら入念に拭き取るように注意して使用しましょう。
ネームプレートの補修
次にネームプレート部分の補修です。
Tiagraではこの部分にオプティカルギアディスプレイと呼ばれるギアがどの位置に入っているかわかるメーター的なシステムが搭載されています。
正直走っているときに確認しにくいうえに上位グレードにはないので不要とも言えますし、なんといってもクリアパーツなので傷が目立つ。
見てのとおりです。
メッキ部分はとりあえずおいておいて、上のクリアの部分だけ直してみましょう。
用意するのは
500番、1000番、2000番の耐水ペーパー。(紙やすり)200円ぐらいです。
あとは細目の研磨剤です。
今回使ったのはアクリサンデーのアクリル磨き。600円ぐらいだったかな?
友人Aとわいわい作業してしまったので写真がないんですが、工程を簡単に言うと
- ネームプレートを外す
- 500番の耐水ペーパーで大きい傷が消えるぐらいまで水を付けながら削る
- 1000番で500番で付いた傷が消えるぐらいまで水を付けながら削る
- 2000番でつやが出るまで水を付けながら削る
- アクリル磨きを布に取り、ピカピカになるまで磨く
それだけでこうなります。
下のメッキ部分は磨くだけではどうしようもないですが、クリア部分は見違えましたね。
クリアパーツは割れやすいので力を入れすぎないように、メッキ部分に紙やすりが当たらないように注意すれば不器用な友人Aでもここまでできる補修方法です。
割れや深い傷はできませんが、片方交換する費用で両方補修できるのでGOODです。
メッキ部分もそのうちパテで埋めてアルミテープを貼るか、ブラックで塗装してしまおうかと思っています。
4600系のネームプレートは何故かプレミア価格になっていることもありますし、すでに廃番になっているモデルの補修にもお勧めです。
が、たぶん僕はネームプレート買うと思います。ねじ止め部分が片方割れていて、いずれ壊れると思うので・・・。
というわけで簡単で安くできる方法でしたが簡単なSTIの傷補修の方法でした。
STIの傷にお悩みの方は是非お試しあれ。