チャラーズばいしくる

自転車を中心に好きなことを書いていきます。

アメコミ初心者が見てもわからなかったジャスティスリーグの謎

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アメコミ映画ヒットにも関らずまわりにアメコミファンがおらず寂しい昨今。

アメコミ布教のためにあまりアメコミを知らない友人を現在大ヒット(?)公開中のジャスティスリーグに連れて行ってきました。

 

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ポップコーンのカップもジャスティスリーグでご満悦。

楽しかったことは楽しかったようですが、「これよくわかんねえ」「あれ結局何だったん?」と楽しめたものの謎が多かったようで。。。

 

というわけで、ミーハーではありますがアメコミ大好きなチャラーズが送る

 

初見で意味わからなかったジャスティスリーグの謎徹底解明!!!

 

 

 

ネタばれは避けたいですし徹底って程じゃないですけど。

とはいえ多少ネタバレはしてしまうので、ネタバレ注意です。

 

 

 

 

まずありがちなのが

 

Q.地球の危機なのにアベンジャーズ何やってん。

A.アベンジャーズの居ない世界です。

 

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おなじアメコミと言うくくりではありますが、基本的に別物なのでアベンジャーズは登場しません。

いうなれば名探偵コナンの世界に金田一が登場しないのと同じ感じですね。

 

ちなみにジャスティスリーグに登場するキャラクターはDCという出版社で、

アベンジャーズに登場するキャラクターはMARVELという出版社です。

昔はDCとMARVELが対決形式でコラボしたこともありますが、今はDCとMARVELは絶対的なライバルなのでほぼコラボはないでしょう。

 

さらに言えばジャスティスリーグ系の映画はワーナーブラザーズ、アベンジャーズ系はディズニー傘下なので映画会社も別物になります。

MARVELは実写化の権利を結構ばらまいてしまっていたのでスパイダーマンアベンジャーズに出すのに苦労したりした背景もありますね。

 

 

 

 

 Q.スーパーマンあんな強いのに何で死んでるん。

 A.バッドマンVSスーパーマンを観ましょう。

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今作ではスーパーマンがいなくなった世界から話が始まります。

実は今回のジャスティスリーグは、バットマンVSスーパーマンの続編です。

サブタイトルが「ジャスティスの誕生」となっていることからわかるとおり、今回のジャスティスリーグのために作られたのがバットマンVSスーパーマンです。

大抵続きもの上映前には前作を大々的に地上波放送するんですが、バットマンVSスーパーマンゴールデンラズベリー賞(通称ラジー賞。簡単にいえば駄作を選ぶイベント)に4部門選出されるほど酷評されたということもあってかゴールデンタイムでの放送もなかったので知らない方も多いですよね。

 

正直ジャスティスリーグをいきなり見ると、何でこんな強いヤツが死んでるんって思うのは不可避。

でもジャスティスリーグの前にバットマンVSスーパーマン見るとジャスティスリーグを見る気がなくなる可能性もあるので、できればジャスティスリーグを見てからバットマンVSスーパーマンを見ることをお勧めします。

 

ジャスティスリーグ視聴する前の方のために簡単にバットマンVSスーパーマンのネタバレをしておくと、

 

愚民「スーパーマン強すぎて怖い」

愚民「スーパーマン国で管理したほうがいいんじゃね?」

バットマン「ワイもそう思うで」

敵「(潰し合ったら)ええんやで」

スーパーマンバットマン戦うけど和解

敵「ほなバケモノ作って全部潰すンゴ」

スーパーマンが身を犠牲にしてバケモノを倒す

バットマン「スーパーマンの遺志を継いで地球守るチーム作るやで」

 

こんな感じです。

 

ちなみにバットマンVSスーパーマンで出てくる敵(ヴィラン)はジャスティスリーグにもついでみたいな感じで出てきます。

エンディングの後に出てくる若くて細いハゲがそれです。吹き替え神谷浩史

 

 

 

 

 

 

Q.なんでワンダーウーマンすでに仲間なん。

 A.バットマンVSスーパーマンを(略 「バットマンVSスーパーマン」の画像検索結果

ジャスティスリーグの紅一点であるワンダーウーマンも実はバットマンVSスーパーマンに登場しています。

実はバットマンはスーパーマンと闘っている最中すでにジャスティスリーグのメンバーを探していて、そこで最初にコンタクトをとったのがワンダーウーマンことダイアナ。

ダイアナは正体を隠して生活していたので身を隠そうとしましたが、敵のバケモノが暴れだしたのを見て一緒に戦うことに。

 

なので今作ジャスティスリーグでも頭からバットマンの仲間として登場します。

 

能力とかはジャスティスリーグ見ればわかると思いますが、簡単にいえば「長寿」「怪力」「ものすごい反射神経」とかです。

人間性もいいのでまとめ役としての働きも大きいですね。

 

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単独作品もおもしろいのでぜひ。

 

 

 

 

 

 

 Q.バリー・アレンって結局何者なん

A.速い青年です。

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いの一番にジャスティスリーグ入りするバリー・アレンですが、まだまだ何者かわからんでしたね。

なんで速いのかの説明もいまいち。

通称「フラッシュ」ですが、作中はバリーで呼ばれていました。

 

ドラマと原作の知識なのでジャスティスリーグのバリーと共通するかはまだなぞですが、簡単に説明すると、

 

  • 雷に打たれて化学薬品を浴びたことでスピードを手に入れる
  • 科学オタクでメカニックにも強い
  • 父親が妻殺しの罪で投獄中
  • 人間関係に疎い

こんな感じの知識でOKです。

 

 

原作ではセントラルシティ警察の科学捜査班に所属していて、実験室で雷と化学薬品を浴びたことで体の代謝が異常によくなり、スピードフォースというエネルギー体にアクセスすることで超高速で動けるようになります。

ジャスティスリーグでは当初フリーターみたいな感じだったので、原作とは時系列が変わっていますね。

 

そのフリーターがなぜあれだけの機械を持っているのかは謎ですが、とにかくメカには強い様子。

スーツも自前でしたね。てっきりブルースに用意してもらうものだとばかり。

 

ジャスティスリーグにも獄中の父親に面会に行くシーンがありましたが、バリーの父親、ヘンリー・アレンは妻でありバリーの母親であるノラ・アレンを殺害した罪で投獄されています。

ここら辺もドラマ版や原作の兼ね合いが複雑なので省きますが、母親殺しと言われている父にわざわざ面会に行くところを見れば事情は察せますね。

 

これも映画オリジナルですが、人間関係が苦手で友達もいない様子。

ドラマ版は割とクールで軽快なモテ男でしたし、原作も愚直ですけどランタンと友達になってたのでジャスティスリーグ版の性格はオリジナルです。

でも天然っぽいコメントが作品の雰囲気を和らげていましたね。

 

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2018年3月にジャスティスリーグに続くフラッシュの単独作品「ザ・フラッシュ」も上映されるそうなので期待が高まります。

 

 

 

 

 

Q.アクアマンって何者ぞ

A.海神です。

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アクアマンもなんだかルードのレスラーみたいで原作やアニメシリーズとはかなり違った印象ですが、田舎の親戚のおっちゃんみたいにどこか親しみやすいキャラで、僕は今回初登場のキャラの中では一番好きでした。

 

海底都市アトランティスの王子で、怪力とすごいスピードで泳ぐ能力、水を操る能力も使っていましたね。

原作では魚とかタツノオトシゴとか海生生物と会話できる能力がありましたが、映画では海と会話すると自分で説明していたのでここらへんも単独作品で明確になってくるのかと思います。

 

アトランティスの説明もされてなかったですが、ルーツはギリシャ神話です。

余談ですがアベンジャーズには北欧神話がルーツのソーが、DCはギリシャ神話にルーツを持つキャラがたくさんいます。

例えばワンダーウーマンも女性だけの戦闘民族のアマゾネスですし、ワンダーウーマンに出ていたアレスも北欧神話の神です。

 

アクアマンの単独映画は2018年12月公開予定で、ちょっと気の長い話になりますがアクアマンの謎が解明される重要な作品になりそうですね。

 

 

 

 

 

 

Q.サイボーグって何。

A.サイボーグです。

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作中で高校ラグビー選手で、科学実験の事故で体をふっ飛ばされてひん死のところを科学者のとーちゃんに改造されてサイボーグになったというところまではわかったと思います。

 

この改造に使われたのがジャスティスリーグのキーになっているマザーボックス

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マザーボックスは3つ集めると惑星を支配できるというなんでこんなもん作っちゃったんだ的なしろものです。

そのマザーボックスをの実験をしていたサイボーグのとーちゃんは、瀕死の息子をマザーボックスの情報を元に再生させようとするんですがうまくいかず。

なんかの拍子にマザーボックスが起動して息子がメカメカしいサイボーグの姿になって復活したのが誕生の経緯です。

 

 

 

 

 

 

Q.グリーンランタンってなんじゃ

A.宇宙警察みたいなもんです。

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原作ではフラッシュの友人で、ジャスティスリーグの創設メンバーでもあるグリーンランタン。

簡単にいえば宇宙警察みたいなもので、かなり強い。スーパーマンほどではないにせよかなりなパワーを持っています。

 

しかし残念ながら今回のジャスティスリーグには登場しません。

登場しないというか、実は会話の中とちょっとだけ先代のグリーンランタン(アビン・サー?)は登場していますが大筋の流れにはかかわってきません。

 

ジャスティスリーグに続くマンオブスティールと時期を同じくした2012年に単独映画がワーナーで配給されていたので、てっきりジャスティスリーグ作るならランタンもでるものだと思っていましたが、触れておきながらなぜ登場しないのかは謎のまま。

権利上の問題なのか配役的な問題なのか。

 

しかし2020年に単独作品のリブートがあるようなので、その前後のジャスティスリーグには参加する可能性はありそうです。

 

 

 

 

 

ここからネタバレ色が強くなるので注意!

 

 

 

 

 

Q.ステッペンウルフの弱さよ

A.ほんとは強いんやで

 

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今回のジャスティスリーグヴィラン(敵)はステッペンウルフです。

アクアマンには押されワンダーウーマンともいい勝負になっていたうえに、スーパーマンにボコボコにされていたので弱いイメージですがDCのヴィランの中では割かし上位の強さにいます。

 

ステッペンウルフはダークサイドという最強クラスのヴィランの手先で、戦闘能力に関してはかなり高いヴィランです。

が、戦士タイプなのでどうにも頭が回らないんですよね。

DCのヴィランってずるがしこいヤツがおおいんですが、ステッペンウルフはやってることは悪いけど戦いは結構実直なんです。

力比べてスーパーマンに勝てるわけもなく、スーパーマン復活した途端に手も足も出ずにやられてしまいました。

残念ですけどたぶんもう出てきません。

「四天王 AA」の画像検索結果

こんな感じの扱いになると思います。

 

 

 

 

 

 

Q.スーパーマン復活した時なんでブチぎれてたん?

A.混乱していたらしいです。

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結構なネタばれですが、バットマンVSスーパーマンで死んだクラーク・ケントことスーパーマンは復活します。

 

マザーボックスの力使えばスーパーマン復活するんじゃね?という割と安直な案で遺体掘り起こされて復活するわけですが、

復活した途端大暴れ。

しかもそのすきにマザーボックスをステッペンウルフに火事場泥棒されてしまいます。

 

なんでやねんって感じですが、簡単にいえば状況を把握できずに混乱していたところに、サイボーグが暴走して攻撃しちゃったもんだからブチぎれてジャスティスリーグの5人相手に大暴れ。

 

バットマンVSスーパーマンのネタバレでも書きましたが、死に際が人間にも虐げられバットマンにも無実の罪で攻撃された上で人間のために死んだので多少なりとも恨みもつもっていたんでしょうね。

 

恋人のロイス・レインが姿を現したことで落ち着いて事なきを得ましたが、ドゥームズデイやビザロみたいな超人系ヴィランに生まれ変わっていたらスペッテンウルフどころじゃない騒ぎになっていたところです。

 

 

 

 

 

 

Q.最後に登場した悪そうなやつら何者?

A.次回作につながる布石です。

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アメコミヒーロー映画でありがちなエンディング後のおまけ映像みたいな部分で、思いっきり次回作を匂わせています。

 

刑務所のシーンではレックス・ルーサーは脱獄。↑のハゲです。

こいつはバットマンVSスーパーマンに出ていたヴィランで、爆弾仕掛けて公聴会爆破したりドゥームズデイ作ってスーパーマンバットマン両方殺そうとしたりずるがしこい策士的な人間のヴィランです。

 

そいつが脱獄後にコンタクトを取っていたちょっとデザイン性の高いおっさんがデスストローク(スレイド・ウィルソン)です。

関連画像

人間ですが、軍の実験によって超人的な能力を持ったキャラクター。

ちょっとデッドプールに似てますね。

レックス・ルーサーと手を組むならヴィランでしょ?と思ったかもしれませんが、デスストローク自体は善も悪もない傭兵です。

つまりは悪いやつともいいやつとも手を組むタイプのキャラ。

そんなやつとヒーローが手を組むことはないので基本悪いヤツではありますけどね。

 

おそらくジャスティスリーグ2ではこいつらと戦うことになるんでしょう。

 

 

 

 

 

まとめると

こんな感じで初見殺しな部分はいくつかありましたが、映画の出来自体はすごくよかったです。

 

バットマンVSスーパーマンで暗いと酷評されたのを受けてかフラッシュを中心に明るい雰囲気に転換してましたし。

アメコミ好きの友人は「MARVELかぶれしてきた」と不満そうでしたが、それもまぁたしかに。

 

でも個人的には、今回紹介したような玄人が「おっ」と思うようなポイントも残しつつ、初見でも楽しめるうまいまとめ方をしたいい作品だと思います。

いい意味で次回作に期待できる映画になっていましたね。

というわけでおすすめのジャスティスリーグ。ネタバレ目的でこの記事を見た方も、きっと損はしないのでぜひ劇場に足を運ぶ、もしくはDVD出たら見てみてはいかがでしょうか。