【初心者こそやってほしい】チャラーズ的ロードバイクを安く買うベストな方法とは
ロードバイクは高い
後輩に「ロード欲しいけどクッソたかいっすよねーw」ってなめた態度取られてからロードバイクは高いっていう人への嫌悪感がすごい私ですが、
実際ロードバイクは高いです。
ルック車を避ければ最低でも9万ぐらいはしますし、ちゃんとロードバイクとして使うなら15万円以上は必要になります。
これが私の知ってる中でいちばん安いメーカー品のロードバイク。
税別80000円。
ロングライドとか通常の自転車ではできない楽しみ方を堪能したいならこのクラスのロードバイクから。
FELTのF75。税別148000円。
安いロードバイクはやめた方がいい?
定価の安いロードバイクが粗悪品というつもりはありません。
ママチャリに比べれば性能は雲泥の差ですし、気に入れば買ってもいいと思います。
けど買う前に高いものと安いものの違いは知っておいた方がいいでしょう。
安いロードバイクと高いロードバイクの絶対的な違いは実は2か所です。
- フレーム
- コンポーネント(コンポ)
この2つだけ。
このほかにもいろいろ違いはありますが、ほかは正直後からどうにでもなるので考えなくてもいいでしょう。
コンポはロードバイクの価格によってグレードが大きく違います。
軽さや操作性は比べてこその違いなので最初は気にならないと思いますが、ギアの数は乗り出しですぐにわかります。
コンポはグレードで7速~11速まで違いがあり基本的にそれぞれ互換性はありません。
大きな問題はフレームです。
フレームは購入後交換しようと思っても簡単にできません。
全部外す必要がありますからね。
そして安いモデルと高いモデルの差も明確です。
乗り心地も違いますし、数値的にわかりやすい指標なら重量も違います。
コンポは二の次でもフレームには必ずこだわりたいところです。
簡単にいいましたが、フレームとコンポにこだわり始めると30万は軽く越してしまいます。
コンポは同じフレームでもいくつかのグレードがありますが、特にフレームはこだわり始めると額が大きくなってきますね。
この二つを両立して自分に合ったロードバイクを安く購入する方法は・・・
フレームからロードバイクを組んでみる!
唐突に思えるかもしれませんが、フレームとコンポを自分に合ったものを選ぶならフレームから組むのがベストです。
いわゆる『バラ完』と呼ばれる方法ですね。
特にこれから本気でロードバイクの世界に飛び込もうと思っている方にはぜひお勧めしたいのがフレームからロードバイクを組む方法です。
フレームから適材適所必要なグレードのパーツをチョイスし、乗り心地と性能をコストに見合ったロードバイクを入手できます。
組んだ場合と完成車の価格差
GENNIX E1 Performanceで比較してみましょう。
カーボンフレームで、割と安く単品フレームも売られているモデルです。
完成車で8.5kg。この価格なら十分でしょう。
完成車の定価は税込みで270000円です。
※ごめんなさいタイヤの値段追加し忘れました。5000円ぐらい追加してお考えください。
新品で比較した場合、組むのと完成車で購入するのでは完成車のほうがお得です。
ビスなどのこまごました物は具体的な価格が不明なので抜きで考えています。
おおよそ9万円完成車の方が安いですね。
ここに工賃がプラスされるので、10万円~12万円ほど完成車の方が安い計算になります。
では中古で問題ない部分と安くてもいい部分のグレードを下げて考えてみましょう。
ガクッと下がりましたね。
フレームはネット価格にしました。あさひオンラインでセールになってます。
コンポすべてを中古にしてしまうとブレーキなどの劣化で危険な場合もあります。
またギアやベアリングも中古は性能が落ちるので新品の方がいいでしょう。
というわけでSTIだけ中古相場で計算しています。
ホイールの価格も安くしています。
最低限ロードバイク用ホイールとしての性能を有しているWH-RS010にグレード落としています。
重さは公称で1890g。上で紹介したZONDAより300g重いです。
乗り比べると差は感じますが、初めて乗って1890gのホイールなら十分でしょう。
サドルも価格を下げています。
サドルは値段が高いから優秀と言うことではなく、合うか合わないかなので今後取り換えることを考えてグレードを下げました。
参考にしたのはセライタリアのX1。重いですが使用にあたって大きな欠点は見当たりません。
シートポストやハンドル、ステムなどもかなり安い設定になっています。
正直ガチローディからすると納得のいかないグレードですが、使用するには十分です。
基本的に中華パーツですが、中国は自転車大国と言うこともあり安く十分使える商品がはばひろいラインナップ取りそろえられていますので、無理に価格を追い求めなければ十分使える物があります。
そこまでの価格のものではないので、納得いかなければ取換えればOKです。
もっと価格を安くあげるならフレームをアルミにしたり、コンポのグレードを下げたりすることも可能です。
フレームの中古新同品なら5万出せばかなりいい物が手に入ります。
乗り心地などなどをもっともっと落とせばこの半額ぐらいで近い条件のものは組めますが、安全性も犠牲にするのでネットに情報を出す人間の責任としてお勧めはしません。
自分で組むかお店に頼むか
みんながみんなDIYにやる気勢とも限らないですし、ほとんどの場合ショップに頼むことになるでしょう。
というか基本的にショップに頼むことを推奨します。
スポーツ自転車に明るいショップの場合、パーツをそのショップで購入すれば1~3万円ほどで取り付けてくれる場合が多いです。
技術と工程を考えるとかなり安いですね。
逆に中古やネットショップなどでパーツを買った場合、完成までに工賃は4万円以上かかるのが相場になってきます。
というか場合によっては拒否される場合もあります。
何かあったときに製品が悪いのか組み立てが悪かったのかわかりにくくなってきますからね。
初心者でも自分で組むことはできなくもないです。
今後このブログでも組み方をご紹介するつもりですし、組みたてること自体は難しくないです。
ただ安全かどうかは別問題になってきます。
自転車はスピードを出せば出すほど危険になる乗り物ですし、無論スピードを出せば壊れる可能性も増えます。
ロードバイクはスピードを出す乗り物なので安全は第一です。
ある程度組んでみるのは今後のためにもいいでしょう。
自分で組めればメンテナンスも自分で出来るので長期的な安全につながります。
なので個人的に推奨するのは、最後の仕上げだけショップに頼むことです。
ショップでも販売時には2人以上の目で点検してからお客様に渡すのが普通です。
だいたいですが総点検で2000~5000円程度です。
ついでなのでTSマークも付けてもらってもいいでしょう。
作業工程は同じなので付けてもらえるはずです。
TSマークに付帯する保険はあまり頼りにならないので別な自転車保険にも加入した方が良いですが、ついでなので入っておきましょう。
組み立てに使う基本工具自体は1万円出せばそろいます。
もっと安いセットもありますね。
まとめると
自分がロードバイク組み始めたからと言って唐突なこと言い始めたというわけではなく、本気ではじめたいならぜひ挑戦してほしいのがフレーム組みです。
感情面でいえば愛着が湧くのでメンテナンスにも気を使い長く大事にできます。
価格の面でも落とすところ落とせば3割から5割安く入手することができます。
また完成車で購入するよりも細かな部分をはじめから好みに合わせることができるのもうれしいポイントです。
ぜひこれからロードバイクを購入しようと思っている方にはロードバイクをフレームから組み立てる方法も頭の片隅においておいてください。
というわけで長くなりましたのでこの辺で。
次回更新までさようなら・・・ノシ