チャラーズばいしくる

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ロードバイクのコンポのグレードってそんなに大事?違いはどこやねん

 

コンポについては前に書いた気がします。

charar-bicycle.hateblo.jpこれ

 

よくローディは「コンポのグレードが低い高い」とか「105以上じゃなきゃだめ」とか言いますが、実際どうなんでしょ。

 

 

 

 

 

 

 

グレードはどっちでもいい

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機械式しか知らない僕が言うのもなんですが、どっちでもいいです。

どうでもええやんそんなん適当でって否定的に言うわけではなく、低いなら低いなりにいいし、高いのは勿論いいからどっちでもいいよって話です。

 

シマノ製であれば動作は安定しています。

安いから動作ガタガタ、すぐ壊れるっていう印象はないですね。SORAでも5年でお役御免になるまでコンポはノントラブルでした。

 

 

じゃあ安い下位グレードでもいいじゃんっていうわけではなく、走行性能が違ってきます。

上記したとおりギアの数が違います。ギアが多いからスピードが出るというわけではなく、スピードにギアを合わせられるのでいくぶん楽に走ることができるんです。

だから本格的にレースとかでるわけじゃないし低グレードでもいいやというわけではなく、ギアの枚数が多い方が楽なので上位グレードは趣味乗りにもおすすめということです。

ただし趣味乗りなら自転車の性能に合った乗り方もできるので、無理に上位グレードを選ぶ必要はありません。

 

 

レースやイベントは例外

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しかしレースやイベントの場合はそうもいきません。

コンポで勝敗が決まるわけではないですが、上位を狙うならある程度こだわった方がいいでしょう。

イベントにしても距離が長ければギアの選択肢が広い方が体力的に楽なので、より楽しみやすくなってきます。

電子制御の電動式は動作だけ見ればはるかにメリットがありますが、しかし電動じゃなきゃ絶対的にダメではなく、やはりギアの数の差が体感的には感じやすいです。

ギアが合わなくて体力を浪費していたら成績につながらないので最低でも105はほしいところです。

 

これも考え方は人それぞれになるでしょうが、たとえば電機式のDURA-ACE Di2はフルセットで30万円以上しますが、これをすべて最高の状態で使えるほど予算がある人はどれだけいるでしょう。

逆に105ならばフルセットでも7万円弱です。

シマノ製ならそう簡単に壊れませんがギアなんかは結構摩耗して乗り心地が変わってきます。

なので高いコンポを引っ張って使うよりは、比較的安いコンポをこまめに交換して最高の状態で使う方が良いのでは?と考えることもできます。

フレームの問題もあるのでなんともですが。

 

 

 

 

フレームのグレードにも影響する

完成車を買う時にコンポを見がちですが、逆算してフレームのグレードを見ることもできます。

 

フレーム単体で20万円クラスのロードバイクにSORAやCLARISが付いていることはほとんどありません。

フレームの価値に合ったコンポが付いているということです。

 

ロードバイクの価値のほとんどはフレームにあるといっても過言ではありません。

コンポはたいてい購入後交換できますが、フレームはそうもいきません。

なので完成車を購入するときコンポをケチってフレームのグレードまで下げてしまうといずれフレームに不満が出て交換することになってしまいます。

 

なので完成車を買うときにはコンポのグレードだけでなく、フレームにもちょっと気を使ってあげましょう。

 

 

 

 

 

シマノのグレードは?

コンポと言えばシマノカンパニョーロスラムあたりでしょうか。

日本向け製品でロードバイクではほとんどがシマノ製コンポでしょう。

エントリーグレード以下だとクランクなんかはFSAあたり、ブレーキはテクトロっていう場合もありますね。でも基本はシマノ

 

シマノのロード用コンポのグレードはおおまかに7つ。

 

 

 

クロスバイクだとアビリオ、アセラ、アルタスなんてのもありますが、これは基本的にマウンテンバイク向けのコンポです。

 

個人的なイメージになりますが、

DURA-ACEULTEGRAが上級

105・TIAGRAが中級

SORAが初級

CLARISTOURNEYが入門

という感じです。

 

 

DURA-ACEULTEGRA電動シフターがありますね。バッテリー積んで電気信号でギアチェンジします。今はパソコンに繋いで調整するらしい。近代的。

 

105とTIAGRAは両方中級グレードのイメージですが、105はリア11速で上位モデルと同じ、TIAGRAは10速です。ガチ乗り用としては105が入門用、趣味乗り用としては両方中級といった感じです。

 

SORAは数年前のリニューアルでリア9速に。これからロードバイクを真剣にやろうという場合には最低でもSORAがいいでしょう。

見た目も上位に近づけてあるのでそこまでダサくもなりません。

 

CLARISとTOURNEYはルック車にも採用されているぐらい安いグレードです。CLARISは8速、TURNEYは7速です。

 

 

せっかくなので細かく見てみましょう。

 

 

 

 

DURA-ACE

DURA-ACEシマノのコンポで最高峰のグレードです。

 

シマノのコンポはR○○○○系という形で表記されますが、DURA-ACEはR9100系とR9150系があります。(別途トライアスロン用も)

これは簡単にいえばDi2という電子制御のシフターと機械式の区別です。簡単にいえばバッテリーで駆動するシフターのことですね。

無論最近主流になりつつあるディスクブレーキのラインナップもあります。

 

動作に関しては僕は語るのもおこがましいレベルなのであまり口出しできません。 

価格も最高峰ですね。Di2でそろえて35万円ぐらい、機械式なら22万円ぐらいです。

 

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ULTEGRA

ULTEGRAも機械式とDi2の2ラインナップ展開です。

同じようにディスクブレーキもあり初心者や中級者からすればDURA-ACEULTEGRAの違いなんやねん」と一番区別化がなぞの2つですね。

 

例えばブレーキのタッチ変速のタイミング重さ空力性のどの違いがあります。と言うかあるらしいです。同じ時期に並行して発売されている2つを比べたことがないので細かく語れず。

 

ぶっちゃければ、ここら辺のポイントがパッと気にならないのであればULTEGRAで十分じゃないかと思います。

価格もDURA-ACEのR9150系の30万円オーバーに比べて、ULTEGRA Di2なら20万円ちょっとと安くなります。

機械式ならDURA-ACE R9100系が20万円ちょっとに比べて、ULTEGRAなら10万円ちょっとです。

 

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105

なんでこれだけ数字の名前なんだろう。

上記したとおりレース用であれば最低限用意したいグレードが105です。

11速の入門グレードと言う感じですかね。

 

たしかディスクブレーキが発売になっていたはずですが、公式Webでは記載なし。もしかしてなくなった・・・?

 

とはいえ僕は105が好きです。趣味乗りには十分以上の動作をしてくれます。

 

価格もフルセットで7万円弱とお手頃。かつ11速で動作も確実とくれば、電動式にこだわりがなければ十分でしょう。

 

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TIAGRA

初心者であればまず目指したいのがTiagraですね。というか上で少し触れましたが、TIAGRA程度を搭載しているフレームでないと今後不満になってくる可能性が高いです。もちろんひとによりけりですが。

 

がっかりポイントはこのTIAGRA以下は上位グレードと違いスプロケが11速ではないこと。

TIAGRAは10速です。

趣味乗りであれは10速あれば十分かなとは思いますが、ヒルクライムなんかするとやっぱり物足りなさは感じます。

逆にフロントは3枚のラインナップがあるので、平地メインならいいかも。

 

TIAGRAも本格的に乗ってましたが、特に不満になるところはなかったですね。

今はディスクブレーキのラインナップもありますし、平地のロングライドなんかがメインでリア10速でもいいならこれでもいいかなと思います。

 

クランクギア2枚でも3枚でもフルセットでおおよそ6万円前後でそろうのも魅力です。

あと1万円だせば105になるので、SORAあたりからアップグレードしようと思ったら105がいいかも。

 

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SORA

元々おもちゃ扱いされてましたがリニューアルで結構使える子になってきました。

 

リア9速と物足りなさはありますが平地ならこれでも十分。

しかもなんとディスクブレーキ対応です。

ギアの数と、STIのおもちゃ感を犠牲にすれば十分働いてくれます。

 

10万円台の完成車のほとんどがこのSORAです。

クロスバイクにも採用されていますね。

 

フルセットで考えると4万円ちょいなのでかなりお安い。

 

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CLARIS

ロードバイクエントリーモデルに採用されてるコンポセットです。

10万円前後ぐらいの完成車ですかね。

クロスバイクではあまりみかけないグレードです。

 

リア8速なのでちゃんとロードバイクに乗るならちょっと物足りない印象にはなりますが、ディスクブレーキも対応してるしなかなか悪くない。

動作もシマノ製らしく安定しているのでCLARIS採用車しか買えないとか、どうしてもCLARIS採用車がいいって場合にも嘆くほどではないです。

 

フルセットで25000円ほどと格安なので、クロスバイクをドロップハンドル化する場合なんかにも使えるグレードです。10年前だとTIAGRAがになってた位置ですね。

 

 

 

 

 

TOURNEY

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出展:Shimano

廉価モデル用のグレードってイメージです。

ルック車にも採用されてて「Shimano製コンポネート!」なんて売り文句になってたりしますね。

 

リア7速なのでそこまでさすがに長距離を走りたいという場合には辛いところです。

ロードバイクのコンポを変える場合は特別これにする理由はないですね。

 

悔しいというとおかしいですが、すごいのがこのTOURNEYすら動作不良があまりないんです。

 

価格も合わせて2万円チョイとめちゃくちゃ安いです。

CLARISと同じくクロスバイクをドロップハンドル化するならもってこいかも。

 

 

 

 

 

 

 

まとめると

コンポにガチガチにこだわる必要はないけど、明確に差があります。

がっつりのるなら105、趣味乗りだけならTIAGRA以下でもOKという感じでざっくりイメージしておいていいかなと思います。

その先の細かいところは乗ってから。

僕もロード組む時に10万円ならULTEGRAがいいなあと思ってましたけど、実際105でも大満足してますしTIAGRAでも十分。

 

ただし完成車ならフレームにも影響してくるので、そこは忘れぬようにと言うことで。

 

なんだかんだ4300文字とマイナーなプロレスラーのWikipediaより充実してしまったのでもうちょっと語りたいけどこの辺でやめておきます。

 

次回はまたクロスバイクレビューでもしてみようかと。

こないだ実物触ってきたGIOSあたりですかね。思いのほか好感触だった。

 

 

というわけで次回更新までさようなら・・・ノシ

 

 

 

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