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【ロードバイクバラ完計画】ロードバイクのSTIのメリットと選び方

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ロードバイクの代表的なパーツとも言えるデュアルコントロールレバー

とりわけSHIMANO製のものはSTIと呼ばれています。

 

ロードバイクのバラ完のためにSTIを選んで購入したのでご紹介します。

 

 

 

 

 

 

デュアルコントロールレバーSTI)のメリットは?

最近のロードバイクには当たり前についているデュアルコントロールレバーですが、ドロップハンドルだからといって必ずデュアルコントロールレバーでなければならないというわけではありません。

 

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例えばロードブレーキレバーと言われるブレーキに、バーコンと呼ばれるシフターの組み合わせで乗ることも可能ですし、コストもだいぶ安くなります。

 

 

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デュアルコントロールレバーの何よりのメリットは、ブレーキを引くときとシフトチェンジするときにポジションの変更が必要ないことにあります。

レバーを手前に引くことでブレーキレバーを内側に倒すことでシフトチェンジです。

ロードバイクはもともと競技用自転車なので、無駄な動作によるタイムロスがないことは大きなメリットになりますね。

 

趣味乗りにおいてもスピードが出ているときに握りなおして不安定になると危険なので、安全性の面においてもメリットになるでしょう。

 

逆にいえば比較的ゆっくり走るファンライドにおいてはどうしてもデュアルコントロールレバーでなければならないということもないので、コストダウンしたいのであればロードブレーキレバーとバーコンの組み合わせも大いにありだと思います。

 

TREKのツーリング向けモデルの520Discなんかは完成車でもこの組み合わせで販売されていますね。

 

 

 

 

 

STIを選ぶときのポイントと注意

フレームからバラ完する場合や、コンポの載せ替えをするときに最も重要になるのがデュアルコントロールレバーです。

シェアの多いSHIMANOのSTIを例に紹介します。

 

 

デュアルコントロールレバーは各コンポに指示を出す出力するためのパーツです。

つまりどのSTIを選ぶかによって、そのほかのコンポもどれを選べばいいかが変わってきます。

 

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まずフレームに対応しているかが最重要になりますが、

例えばリア10段変速のSTIの場合、10速のリアディレーラーとスプロケ、10速スプロケに対応するホイールを選ぶことになります。

 

フロント2段変速のSTIであれば2速のフロントディレーラーに、対応するクランク、クランクに対応したBBという形です。

 

ブレーキも同様に、STIに対応したブレーキを選ぶ必要があります。

 

もし借りに、ディレーラーだけ先に用意がある場合には逆算してディレーラーに対応するSTIや他のパーツを選ぶこともできますが、そうでない場合は予算の大部分を占めるSTIを中心に選ぶとよいでしょう。

 

 

 

最も重視する点はギアの枚数

具体的にどのSTIを選ぶか考える場合、最も大きいポイントは対応するリアのギアの枚数です。

 

SHIMANOのロード系コンポの場合、グレードによって対応するギアの枚数が細かく変わってきます。

 

  • DURA-ACE・・・11s
  • ULTEGRA・・・・11s
  • 105・・・・・・・・11s
  • Tiagra・・・・・10s
  • SORA・・・・・・・9s
  • Claris・・・・・8s
  • Tourney・・・・7s

 

いずれもいま現在最新のものになります。

ギアの枚数は変更したい場合、基本的にSTIを交換するしかなくなるので第一に重要になってくるポイントです。

 

注意したいのが、例えば105の場合最新の5800系は11速ですが、前の5700系は10速で基本的に互換性がありません。

中古で購入する場合は、グレードのみでなくそのグレードの型式にも注意しましょう。

 

 

 

すべてSTIと同じ型式のコンポにしなければならない?

上記したとおり、同じグレードのコンポでも型式の違いで互換性がない場合があります。

もちろんSTIを中心にすべて同じ型式に合わせるのが理想的ですが、一部グレードや型式を超えて互換性があるものもあります。

 

今回購入したTiagra4600系のSTIを例にとって見てみましょう。

 

 

こちらはリア側のディレーラーとの互換性です。

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リアディレーラーはこう見ると意外にも見た目の特徴の違いが大きいですね。

 

STIがTiagra4600系なので、同系列のRD-4601-SSRD-4601-GSが使えるのはもちろんですが、当時10速だったULTEGRA、105とも互換性があります。

 

ULTEGRA6700系は2012年まで、105の5700系は2013年までと比較的最近まで使われていた規格なので、中古でもまだ出回っていますし、5700系は新品の流通もあるので入手しやすいでしょう。

 

逆に同じTiagraでも後継の4700系との互換性がないようです。

フロントディレーラーも互換性はなく、ブレーキのみ4700系の使用が認められています。

おなじ10速なのに少々ナンセンスではありますが、その分動作が好調になっていることを期待したいですね。

 

あえて上位グレードのコンポと組み合わせるメリットとしては、やはり動作の安定性は上位になるほどいいことがあげられます。

特にブレーキの効きは顕著なので、なるべく上位グレードを選ぶことをお勧めします。

ブレーキ機構は同じキャリパー同士であれば基本的に変わらないので、Claris以上の下位グレードと上位グレードの互換性も確約されています。

 

 

 

 

 

余談

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今回購入したのは上記したとおりTiagraの4600系STIです。

 

元々105の5800系を狙っていたんですが、ヤフオクでも1万円前後と高かったのと、友人Aの「10速でも十分」という言葉を信じてTiagraに甘んじました。

 

価格は4000円送料別でしたが、ポイントを使って1000円で購入。

動作は問題ないですがかなりのボロだったのでちょっと損した気もします。

まぁ補修で楽しめたので良しとします。

 

charar-bicycle.hateblo.jp

 

SHIMANOのロード用コンポはたいてい2、3年でリニューアルされるんですが、このTiagra4600系は2011年から2015年の約4年とわりとロングランなコンポでした。

 

その分中古でよく出回っていますし、10速ということで比較的安く購入できるSTIでもあります。

ただ下位グレードでもあるので雑に扱われていることも多く、古いものは古いのでどうにもキズものがおおいのでそこは注意ですね。

 

 

ひとつ難点があるとすれば、4600系はシフターワイヤーが外に露出する形になります。

現在ではSORA以上のすべてでシフター、ブレーキワイヤーは露出しない形になっているので見た目的にはちょっと悪いです。

 

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STIの内側からワイヤーが出ていますよね。

 

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こちらはでていません。すっきりしますね。

 

ただ、ワイヤーがインナー式になるとワイヤーがグリップテープで圧迫され動作が悪くなりやすいというデメリットもあるそうなので、見た目を犠牲にすればメリットとも考えられます。

 

 

このTiagra4600系STIで考えると、ディレーラーは上記したとおり幅広く対応していますし、新品も視野に入れることができるので苦労しなさそうです。

ディレーラーが数多く対応しているのでスプロケも幅広く対応しているのでこちらも問題なし。

 

問題はクランクで、4600系のクランクはディレーラーやスプロケに比べて品薄でおちおちしていると割高で購入しなければならなくなりそうです。

こういうときは中華サイトから仕入れるのが吉ですが、今中国の配送業者はいろいろあって割高になっているようで安く購入するということもできなさそうな感じです。

 

なければとりあえずFSAで走れるようにだけしようかなとも思いますがFSAはBBが高いんですよね。悩みどころです。

 

というわけで5月の始動にむけて徐々にコンポも集めています。

また続報があれば解説とともにご紹介しようと思います。

 

 

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