チャラーズばいしくる

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【MTB長距離計画】マウンテンバイクにミシュランワイルドランナーを履かせてみる

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久々のマウンテンバイク長距離計画。

 

実はいの一番に試していたカスタマイズでしたが、忘れていたというかタイミング逃したというかともかく記事にし忘れていたのでいまさらですがご紹介します。

 

charar-bicycle.hateblo.jp

 

 

ブロックタイヤが邪魔くさい

マウンテンバイク買っておいて何言ってんだと思われそうですが、ブロックタイヤは舗装路を走ると邪魔でしかありません。

はじめからクロスバイク買えよという突っ込みは身にしみております。

 

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ブロックタイヤっていうのはこんなんです。

イボイボついたやつですね。

 

緩い土の路面や、小石の転がっているようなオフロード用に作られたタイヤで、マウンテンバイクでは標準装備のタイヤです。

 

反面舗装路では回転数を上げればコォーッっと謎の音が鳴りますし、食いつきが強い分抵抗も大きいので、惰性で走ろうとした時のロスも大きいのがブロックタイヤ。

 

元々通勤と軽いフィットネスライドしかしなかった僕ですが、友人Aがロングライド派なのでそれにつきあっているとどうにもこのブロックタイヤが邪魔くさい。

 

 

 

 

 

そこで求めたスリックタイヤ

ブロックタイヤと相反するのがスリックタイヤ。

ツンツルテンの舗装路向けタイヤです。

 

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こんなやつです。

舗装路の走行性能を求めるクロスバイクロードバイクは主にスリックタイヤが標準装備されています。

 

舗装路しか走らないならスリックタイヤにメリットがあるので変えたいと思いつつなかなかできなかったのは購入したATXのホイールが27.5インチだったから。

 

 

 

 

27.5インチのスリックタイヤが絶望的に少ない

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購入したGIANTのATX。

 

物はすごくいいです。初期不良でBBが壊れて入院した以外はおおむね満足していました。

 

しかし長距離用カスタマイズしようとした時に問題が一つ。

ホイールが27.5インチなんです。

 

27.5インチ(650B)は2000年代に普及した割と新しい規格のタイヤで、スピードと障害物を超える能力のバランスがよく各社こぞって採用を始めた規格です。

 

メリットは乗って感じられるとおり、29インチより軽く、26インチよりもスピードと走破性に長けるマウンテンバイクにおいてはちょうどいい規格です。

 

しかし問題が一つあって、2010年以降急激に普及した新参の規格なので、もともと長い歴史を持っていた26インチ、29インチに比べるとタイヤのラインナップがまだまだ少ないんです。

 

とくにマウンテンバイクにスリックを履かせようと思った時の選択肢はほぼないに等しく、それがATXの長距離化の大きな足かせになっていました。

 

 

 

救いの船のミシュランワイルドランナー

せっかくオフロードに長けたものをオンロード用にしようなんて重要を満たしてくれるショップもなく、通販でつらつら探してみることに。

正直マウンテンバイクのオンロード化、しかも27.5インチと言うかなりニッチな物だったので予算をあまりかけたくなかったんですが、調べていくと2つ候補が見つかりました。

 

ひとつがファンライドの強い味方、タイオガのシティスリッカー27.5×1.50。

マウンテンバイクのスリックタイヤとしては一般的なモデルみたいですね。

価格も税別2200円と格安。

 

 

もう一つがミシュランのWILDRUNNER。

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上位グレードモデルの評判がいいミシュランの27.5インチ用フルスリックタイヤです。

価格も税別3000円とまずまず。

 

この二つが当時よく流通している中では格安でしたが、ミシュランのタイヤは買ったことがなかったので初のスリック化にはワイルドランナーを選びました。

 

 

 

 

 

ワイルドランナーファーストインプレッション

二本頼んで一本しか届かないというトラブルもありましたが、なんとかそろったのでファーストインプレッション。

 

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触った感じ表面はすごく柔かな印象です。

しっとりした感じ。

ミシュランのタイヤは乗り心地に定評がある半面減りが早いといわれているのもこの柔らかさたるやでしょうか。

 

ロード用と比べると太さも外径も大きいので重たい。

実際同価格帯の700cのタイヤより150gぐらい重いです。

実測での重量は430g弱。

それでもブロックタイヤより150gぐらい軽いので乗り心地は間違いなく改善するでしょう。

 

実際ホイールにはめるときは特にきつかったり緩かったりせず、あえて言葉にするならミッチリという感じ。

柔らかいので空気量が少ないとよれる感じがあるかと思いきや、ホイールに取り付けただけですでにしっかり感があります。

 

 

 

実際走ってみた

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平日の夕方からで時間が時間だったので往復75kmほど軽く走ってみました。

 

ブロックタイヤに比べるともちろん快適です。

体力的な感覚だと20%ぐらい楽になった感じですかね。

漕がなくても進む感じもクロスバイクに近くなりました。

 

いい意味でイメージと違ったのが、舗装路においては元のブロックタイヤよりもグリップ力が上がったように感じたこと。

接地面が増えたことと、表面の柔らかさの功績ですかね。

ブレーキをかけた時、ぬれた路面ではやはりブロックタイヤの方が安心感がありますが、乾いた舗装路だとむしろワイルドランナーの方がしっかり止まる感覚があります。

 

 

 

 

まとめると

送料込みで7000円ほどのカスタマイズでしたが、お値段以上で大変満足。

小手先であれこれやるより思い切ってタイヤをスリックにするのが一番ですね。

 

ワイルドランナーの感想としては思ったよりも良かったといえます。

ホイールに適合するならおすすめのタイヤですね。

まだ500kmほどしか走っていませんが、やはり柔らかさによる減りがどこまで早いかだけが心配です。

今シーズンからTCRが復活するので、あと3シーズンほどもってくれれば御の字ですかね。

耐久性に関してはなにか問題あれば追記していこうと思います。

 

 

 

 

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