チャラーズばいしくる

自転車を中心に好きなことを書いていきます。

【ロード組みたて】ロードバイクのフレームを買ったので見るべきところを見てみましょ

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以前友人から持て余したロードバイクのフレームを譲ってもらうという話がありましたが、さっそく譲ってもらいました。

charar-bicycle.hateblo.jp

 

 

かなり古いものだからとかなり格安。1万円ならヤフオクあさるより安いですね。

 

というわけで

 

ロードバイクのフレームの各部計測!

組むなら各部分の規格を測っていく必要があります。

性能と状態を見極めるためにもじっくり見るのは必要ですね。

 

買ったのはこちら!

 

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GIANTのTCR ADVANCEDだってことは分かってるんですが、2010か2011かは不明とのこと。

このカラーは2014年モデル辺りまで使われてるはずなので色で見分けるのも困難です。

 

とりあえずそこら辺のモデルってことで見ていきましょう。

 

 

 

 

 

アルミフレームの寿命は?劣化具合を確認しよう

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自転車のフレームにも意外かも知れませんが寿命があります。

 

今回購入したのはアルミフレームですが、アルミはあまり伸びない素材なので疲労限界が見極めにくい素材です。

つまりは破断する限界までの疲労が目視でわかりにくいので、急に限界が来てひび割れたり破断してしまうことがあります。

伸びないということは弾力でダメージを跳ね返すこともできず、ダメージを蓄積しやすいということになります。

なので購入する前にはどれだけ劣化している可能性があるのか把握しておく必要があります。

 

オフロードを走るのかオンロードを走るのかで負担はは大きく変わるので一概には言えませんが、

「走行距離」「経年劣化」この2つでおおよそ予測することはできます。

 

 

まず走行距離ですが、もともとコンポを取るために購入したとのことで1000kmにも及ばないとのこと。

おおよそ600km程度だったみたいです。

舌の肥えたユーザーは5000km程度で劣化を感じるらしいですが、600kmならまだまだ余裕でしょう。

 

心配なのは経年劣化です。

古い1円玉を見てもらえばわかるとおり、アルミ自体は衝撃をかけなければ劣化しにくい素材です。

問題は成型時にどうしてもかかってしまう負担です。

アルミフレームは溶接で成型されますが、このときどうしてもチューブ自体がどこかに引っ張られてしまうことがあります。

常にテンションがかかっているということなので、ここに疲労が蓄積されていった結果弱い部分が発生して破断してしまうということがあるとか。

2011年モデルだとしても発売から7年経っているのでここだけは心配ですね。

 

見極める方法としては、弱い部分があればアルミが多少なりとも伸びているので塗装が引っ張られてはがれていたり浮いていたりする部分がでることがあります。

とりあえず今回のフレームに関してはそれがなかったですが、古いうえに軽量なモデルなので注意して乗る必要がありそうです。

 

 

 

 

 

TCR ADVANCEDのフレームの重さは?

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フレーム選びで重要になってくるのが重さです。

家族からは「まず乗る奴から痩せろ」ってよく言われますが、まぁとりあえず見てみましょう。

 

残念ながらデジタル量りが1kgまでしか対応していないポンコツだったので、古い食品用の量りで適当に測ってみます。

 

結果から言うと合計で約1.9kg。

これはアルミフレームとしては十分すぎる軽さです。

と同時に強度にも不安が出てきます。アルミは軽いと薄いですからね。

 

 

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分割して量ってみると、フォーク(下玉押し付き)が約550g。

フレームが約1.15kg。

シートポストのみで約240g。

 

フォークはカーボン+アルミ(コラム部分)なので軽くて乗り心地も良好でしょうね。

いまでこそアルミで軽量なCannondaleのCAADシリーズがあるので少々重く見えますが、フレームも十分軽いといえます。

ちょっと嬉しかったのが、シートポストがどうやらカーボンだってことです。

アルミなら交換しようと思っていたんですが、カーボンならこのままでいいですね。

 

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2010年前後のモデルとして考えればかなり頑張ってるでしょう。

フォークはベアリングが付いている状態なので実際はもっと軽いと思います。

完成車で8kg台ということを考えても十分軽いモデルでしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

フォークコラム径を測ってみる

フォークコラムはフロントフォークのフレームに通す部分のことを言います。

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ヘッドパーツと玉押しにも関係してきますが今回買ったフレームにはすでに付いています。

なので今後取り付けることになるのはステムだけなので、ステムのコラムサイズを知るためにフォークコラムの径を測っておきましょう。

 

フォークコラムの径は大まかに分けて5種類あります。

  • 25.4mm(ノーマルサイズ)
  • 28.6mm(1-1/8インチ オーバーサイズ)
  • 31.6mm(スーパーオーバーサイズ)
  • ワンポイントファイブ(1.5インチ)
  • キャノンデールサイズ(1-5/8インチ)

 

現在はロードバイクの多くがオーバーサイズと言われる28.6mm径ですがTCRのフォークコラムのサイズは・・・

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見難いですが、見事に28.6mmです。

 

これは助かりました。

ロードバイク用のステムは多くがこの規格なので品も多い。

選択肢が広がればより自分に合った安い物が見つけやすいです。

 

 

 

 

 

 

BB(ボトムブラケット)の取り付け部分を測ってみる

ボトムブラケットはクランクの軸になるベアリングのことです。

普段は見えませんが、

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こんな形してます。両端にベアリングが付いています。

BBについて語り始めると面倒なことになるので避けますが、いろんなのがあります。

これはクランクとの適合性によりそれぞれに合ったBBが存在するからです。

なんなら取り付け取り外し工具が変わってくるのでちょっと面倒です。

 

さておき規格自体はある程度決まっています。

「ねじ山の有無」と「シェル幅」でどの規格のBBを買えばいいかわかります。

 

 

BBの取り付け部分には両端にねじ山が切ってあるものと、無い物があります。

スポーツ自転車であればまず切ってあるはず。

 

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TCRも例にもれずありますね。

 

 

次にシェル幅。

これは取り付け部分の幅のことです。

ノギスで外側からはかってやればわかりますが、すでにBBの組んである自転車だとはかれないですね。

 

ねじが切ってある場合は

  • 68mm(ISO/JIS/BSC/BSA規格)
  • 70mm(イタリアン規格)

このどちらかでしょう。

後ろに書いてある規格はねじ切りの規格です。

シェル幅がわかれば必然的にねじ切りの規格もわかるってことですね。

 

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TCRの場合は68mmです。

 

 ぶっちゃけ測る前に分かってました。

TCRはもともとコンポがシマノ製の105だったんですが、シマノは基本68mmだから。

 

シマノ製、というか68mmなら結構対応しているBBおよびクランク多いので安心です。

 

 

 

 

 

 フロントディレーラーの取り付け方法

フロントディレーラーの取り付け方法は2種類あります。

「バンド式」と「直付け」です。

 

 

バンド式はシートチューブにバンドで取り付けるタイプです。

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シートチューブは画像の赤い部分です。

 

 

ロードバイク フロントディレイラー

出展:shimano

画像にある丸い部分をシートチューブに固定します。

 

シートチューブの太さによって

  • 28.6mm
  • 31.6mm
  • 34.9mm

の3種類あります。

 

 

 

直付けはと言うと、取り付け部分はシートチューブなのですが、シートチューブにフロントディレーラー取り付け用の台座がついています。

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この黒いのがそうです。

 

TCRは見てのとおり直付けです。

直付けの方が規格に違いがないので買うのは楽ですね。

 

 

 

 

 

 

 

まとめると

フォークコラムはオーバーサイズ

BBのシェル幅は68mm

フロントディレーラーは直付け

のフレームでした。

意外と調べるところ少ないですね。

 

かねがね一般的な規格で安心しました。

ATXもそうですが、GIANTは基本的に変な規格使わないのでこういうときありがたいですね。

 

気になったのは製造から7年以上経ってるので劣化がどれぐらい進んでいるのか不明なところですね。

とりあえず組んではみますが、いきなりロングライドとかヒルクライムとかはせずにテスト走行を繰り返してみようと思います。

なんか問題あれば返品させてくれるみたいですしね。

 

とりあえず月1ぐらいでパーツそろえて行って、その様子を報告できればと思います。

 

 

今日休みだってことにかまけて夜通しこのブログ書いてしまったので今日はこの辺で。

 

というわけで次回更新までさようなら・・・ノシ