【MTB長距離計画】マウンテンバイク・クロスバイクをブルホーンバーにするカスタマイズ
こんな気持ちいい道を快適な自転車で走りたい・・・
ということで
フラットバーをブルホーンバーに交換しよう!
ブルホーンバーはごぞんじこちら。
牛の角みたいだからブルホーン。ちなみにbullは去勢してない成長した雄牛らしい。
クロスバイク、マウンテンバイクの場合は多くの場合フラットバーが標準装備です。
フラットバーにはフラットバーの良さがありますが、長距離を視野に入れているならブルホーン化を推します。
ブルホーン化するメリットは?
安い
ブルホーン化は性能の変わるカスタマイズの中では比較的安価にできます。
もちろんやり方によっては高くなりますが、最も安く済ませようと思ったら3000円程度でできます。
見た目の変化
それそこ雄牛の角のように、ブルホーンにすれば強そうな見た目になります。
カスタマイズした自転車を駐輪場においておくのは盗まれやすくお勧めできませんが、駐輪上でも一目見れば自分の自転車だとわかりやすくなります。
乗り心地の変化
一番のメリットはこれでしょう。
フラットハンドルはコストも安く組み立ても楽で製造側にもメリットがありますし、上体が起きるので視野も広く乗る側にもメリットがありますが長距離乗る場合にはデメリットもあります。
手を内側に回して握ることになるので若干ではありますが上腕に負担があります。
数キロであればあまり気になりませんが、長距離走ってアップダウンも経験すると思いのほか腕に疲れを覚えることがあります。
また重心も変わります。
フラットハンドルの場合、常時過重は後ろ寄りです。
体感だと9:1ぐらいでおしりに荷重がかかっています。
つまりはサドルに体重を預けることになるので、おしりが疲れやすくなります。
長距離だとただでさえおしりが疲れるのでなんとかしたいところですね。
ブルホーンにすれば肩の位置が前に出て重心が前寄りになります。
上体の重さをおしりと腕に7:3ぐらいに分散できます。
腕と手の疲れは増えますがおしりのスレとか疲労が楽になるのは長距離ライドには大きなメリットです。
腕の疲れは握る部分が増えることで多少和らげることができます。
ブルホーンバーならこのように様々な位置を握ることができます。
握る角度を変えられるのは特に大きいですね。
数千円でこれらの効果が得られるならやらなきゃ損です。
けど長距離でなければそこまでのメリットがないので、短距離の街乗りならその予算は他に回した方が快適になるでしょう。
ブルホーン化する6つの方法
単にブルホーン化といっても6種類の構成(取り付け方)があります。
ハンドルバーにはブレーキレバーとシフターが付いていますよね。
これを取り換えるかどうか、どう付けるかで操作性とブルホーンの有効性が変わってきます。
簡単で低コストな順にご紹介してみます。
ハンドルバーだけ交換する
操作性・・・☆☆
手軽さ・・・☆☆☆☆☆
予算・・・・¥3000~
見慣れてないとなんのこっちゃ分からなそうな画像になっちゃいました。
こんな感じ。
我ながら再現度高いと思うけどどうでしょう。
シフターのダウンは描くとよくわかんなくなっちゃうので割愛。
購入時に付いていたブレーキとシフターをそのまんま流用する方法です。
施工も楽で一番簡単なカスタマイズ方法ですね。
注意点
ブレーキシフターを流用するので、バーの径が変わるとつかなくなってしまいます。
ハンドルバー変える前に百均でいいのでノギス買ってきてステム取り付け部分とシフター取り付け部分の径を測っておきましょう。
それと同じものを購入すればステムもブレーキシフターも流用できます。
ブレーキバーとブルホーンバーの干渉はちょっとマヌケなミスですが、僕はやったことあります。
取り付けてみて「あれ、ブレーキ引ききれないじゃん」ってなりました。
ブレーキの操作性に影響が出ない範囲ですこし上向きに取り付ければ干渉しにくいです。
ここが操作性を落とす理由ですが、この取り付け方法だとツノ部分の先端側持つとブレーキもシフターも操作できません。
角の根元ならかろうじてブレーキは操作できます。
手って描くの難しいよね。
シフター、ブレーキの形状によってはこれできません。
ブルホーンバーの曲がってるところ通らないんです。
あとは微々たる影響ですが、ライト2つとかつけたい人はフラット部分が短くなってしまうので結構難儀すると思います。
予算はAmazonならブルホーンバーが2000円弱、エンドキャップ付きのグリップテープが1000円弱なので3000円あればことたります。
僕は現状この取り付け方法ですが、それこそブレーキシフターの操作以外は満足してます。
けどたぶん変えます。ツノの先端持ってるときにブレーキかけられた方がいいですからね。
ブレーキ・シフターそのままにエビホーン化
操作性・・・☆☆☆
手軽さ・・・☆☆☆☆☆
予算・・・・¥3000~
横から見た図なんですが、ひじょーにわかりにくいイラストになっちゃいました。
つまりはツノの先端部分にブレーキ、シフターをさかさまに取り付けるということです。
ワイヤー類がビョーンとエビのひげのようになるからエビホーン。
見た目を気にしないなら上で紹介したフラット部分にブレーキシフターを取り付ける方法よりも操作性は上がりますし、カスタマイズの手軽さも失われません。
グリップテープ巻くのだけちょっと大変になりますかね。
予算も変わらず3000円前後。
注意点
- 元のフラットバーの外径と交換するブルホーンバーの外径を合わせる
- ワイヤーが何かに引っ掛かる可能性
フラットバーの外径を合わせるのは上で紹介した方法と同じですね。
ステムの取り付け部分とブレーキ、シフターの取り付け部分の径をチェックしてブルホーンバーを買う。
ワイヤーが飛び出てしまうのは必然ですが、見た目以外にもデメリットがあります。
ワイヤーは硬く形状によっては20cm以上飛び出る形になります。
降りるときに手に引っ掛かったり、駐輪しているときに柵に引っ掛かったりちょっとイラっとすることも。
アウターケーブルのダメージも気になるところです。
僕も試しに一度やりましたが、僕のATXについているブレーキシフターだとブレーキはいいけどシフターは使いにくかったのでやめました。
見た目も良くなかったですしね。
エアロブレーキ&シフター変更その1
操作性・・・☆☆☆☆
手軽さ・・・☆☆☆
予算・・・・¥7000~
これもわかりにくい。
先端に付いているのがエアロブレーキレバーと言われるブレーキです。
こんなんです。
エンドキャップ入れるところに取り付けるタイプと、パイプにかしめて取り付けるタイプがあります。
エアロブレーキを使うことでエビホーン最大の欠点であるワイヤーの飛び出しがなくなります。
ツノの先端部分握っててもブレーキ握れるのは大きなメリットですね。
シフターはフラット部分に取り付けるタイプにすれば価格も抑えられます。安いのなら1000円しないであります。
ブレーキレバーも両方で2000~3000円ほどからあるので、ブルホーンバーとバーテープ合わせても合計で7000円あればできるでしょう。
注意点
- ブルホーンバーに加工しなければならない可能性
- ブレーキ・シフターの再調整が必要になる
上記で紹介したエンドキャップ部分に取り付けるエアロブレーキレバーの場合、ワイヤーをハンドルバーの中に通さなければならない場合が多いです。
つまりブルホーンバーの途中からワイヤーを外に出す形になるので、ブルホーンバーに穴をあける必要が出てきます。
パイプの外に取り付けるタイプならこれは必要ありません。
ブレーキ、シフターを交換することになると、一度ブレーキ、シフターのワイヤーを付け変えなければなりません。
ちょっとした工具としっかりした知識が必要になるので、心配なら費用にプラスして費用がかかることになります。
おそらくこれがブルホーンバーの基本形ですかね。比較的安く操作性も確保できます。
僕もおそらく今後この形にすると思います。
エアロブレーキバーとシフター変更その2
操作性・・・☆☆☆☆☆
手軽さ・・・☆☆
予算・・・・¥8000~
エアロブレーキレバーを使うのは同じですが、シフターが違います。
この場合はエンドキャップ部分に取り付ける特殊なシフターを使用します。
こんなやつです。
これをブルホーンバーのエンドキャップ部分に取り付けて、ブレーキレバーはかしめて取り付けます。
ちょっと形状は違いますがこんなやつです。
こうすればあまり握りなおさずにブレーキ操作と変速ができます。
注意点
- ブルホーンバーに加工しなければならない可能性
- ブレーキ・シフターの再調整が必要になる
これも同じくシフターのワイヤーを逃がす穴が必要になるので穴あけが必要な場合があります。
ブレーキとシフターの再調整に関しては、ブレーキは特別大きく変わりませんがレバー式のシフターはちょっと独特なのでよく熟知して施工するかショップに依頼した方がよいでしょう。
ブルホーンのシフターブレーキの配置はたぶんこれがいちばんスマートで実用的でしょうね。
エアロブレーキバーとシフター変更その3
操作性・・・☆☆☆☆☆
手軽さ・・・☆☆☆
予算・・・・¥8000~
STIのようにみえますが・・・見えませんね。
シフターは上気した物と同じレバー式を使用し、ブレーキをSTIのようにグリップ部分のあるブレーキを逆さに取り付ける方法です。
こんなんですね。
注意点
- ブルホーンバーに加工しなければならない可能性
- ブレーキ・シフターの再調整が必要になる
これも同じくシフターのワイヤーを逃がす穴が必要になるので穴あけが必要な場合があります。
ブレーキとシフターの再調整に関しては、ブレーキは特別大きく変わりませんがレバー式のシフターはちょっと独特なのでよく熟知して施工するかショップに依頼した方がよいでしょう。
正直これといったメリットが見えない方法なんですよね。
ワイヤーをなかに通せるぐらいかな?
ブレーキレバーがハンドルバーから遠くなるので引きしろが確保できるでしょうけど、手の小さい人には厳しそう。
STIの取り付け
操作性・・・☆☆☆☆☆☆
手軽さ・・・☆
予算・・・・¥13000~
いちばんわかりやすく操作性も高いですが、一番施工が難しいブルホーン化の方法です。
まずSTIにするにあたって他のコンポまで交換する可能性があります。
ギア数が合うシフターがあるかどうか以前に、ディレーラーとブレーキキャリパーがSTIに適合していない場合もあります。
適合していない場合はそれらも交換する必要も出てきます。
たとえばTouneyやClaris、SORAのブレーキキャリパー、ディレーラーが付いていればそのまま使用できる場合もありますが、そうでなければ全とっかえの必要も出てきます。
一応Touneyでストレートにいった場合の予算で13000円ですが、もし交換する必要があればどんどん費用は上がっていきます。
まとめると
ブルホーン化はマウンテンバイク・クロスバイクで長距離目指すには低予算で効果の高いカスタマイズですよと。
ブルホーン化した時のシフター、ブレーキの取り付け方法はいろいろありますよと。
取り付け方法の中ではエアロブレーキバーとシフター変更その2がいちばんおすすめです。
これね。何度見てもわかりにくいイラスト。
寝不足でなに書いてるかわからなくなってきちゃってきましたけど、ブルホーン化はほんとにおすすめです。
僕のATXもこれにしてかなり乗りやすくなりました。
こんなかんじ。
シフターは既存ですね。
親指で操作できるので今のところブレーキは問題ないですが、やっぱり前傾姿勢の時にブレーキかけたいです。
フラット部分はわりとゆっくり走るときに握って、高速巡航はツノのさきっぽ握るのでその方が合理的でもあります。
というわけで春までにやります。
というわけで寝ます。
それでは次回更新までさようなら・・・ノシ